AUTHOR

    Yoshihiro Saitoh

    シーバスからオフショアまで主にソルトのルアーフィッシングを楽しんでいます。東京在住。東京湾-相模湾-玄界灘。たまに遠征も!

    RELATED SITE

    自分至上最もフィネス!ボートアジングin横浜

    DATE : 2015.07.13

    CATEGORY : アジ


    ブログを更新しない木本プロと釣りでなくてお仕事の打ち合わせがあったお昼時。
    早く着いてしまった私は木本部員の会社の最寄駅そばのオーセンティックな喫茶店(=カフェじゃない)でノートパソンコン片手に時間調整。すると、

    「ブリッツの方ですか?」

    !!!!!!!!???????

    「そ、そうですけどなにか?っていうかなんでわかりました?」

    「パソコンにステッカーがw」

    macair

    なるほど。。。。

    声をかけてくださったのは、なんとTICTのテスターをしている青木さん。アジングがメインとのこと。

    「今度ぜひ釣りに行きましょう」
    「イイですね!」

    ここまで2分かからず。知人との「今度ご飯でも!」は社交辞令のケースも多いですが、釣り人の「釣り行こう!」はガチです。必ず守ります。
    というわけで、青木さんにお誘いいただいて、横浜沖でのボートアジングにチャレンジです。


    タックルがガチすぎる件

    メバル釣りや餌のアジ釣りは経験がありますが、アジング専門で狙うのは初めて。タックルなど質問するも100%理解しているとは言い難い。質問内容に不安を感じたのか青木さんがタックルを貸してくださるとのこと。嬉しい。この時点では自分はTICTのロッドをお貸しいただけるのかと少々浮かれていたのは否めません。現実はもっと凄いことになってるのも知らず。

    青木さんの釣行前のメッセージ:
    「1lb~2lb(太くても3ld)のモノフィラメントかフロロのラインがあるといいですが、明日は齊藤さん用にワンセット作ってお持ちするので、それをお使い頂いても問題ないです。

    ジグヘッドはメバルのもので大丈夫だと思います。 重さは1g~1.5g(1.2g辺りが一番使います)です。

    糸と竿がアクティビティとしてのUXに大きく影響する釣りなので、我々が普段使っているものと使い比べて頂くと、違いの解るオトナな遊びになるかと思います(笑)」

    「糸と竿がアクティビティとしてのUXに大きく影響する」

    これがちゃんと理解できるのはもちろん釣り始めてからなのですが、まさにこの一文に尽きる。アジング奥深いです。しっかり覚えましょう!「糸と竿」「UX 」。大事な所です。

    さて、当日待ち合わせてマリーナにてタックルを早速見せていただく事に。

    rod2

    ん、よくわかりませんか?

    rod1

    なんと、、、

    「自作ロッド」

    予想の遥か斜め上でした。ロッドの曲がる位置もティップの柔らかさも似たもロッドは全く触ったことがない不思議な感覚。結論から言いますと自分の持ち込んだロッド2セットは触ることはありませんでした。そのくらい違います。


    さて、釣り始めましょう!

    今回は横浜のフィッシングガイド「ジョーズ」さんで出船です。ポイントは10分から15分のところなので効率的に釣りができます。青木さんのお勧め通り1g前後のジグヘッドに少しファット目のワーム。8lbのリーダーを30-50センチ。ラインは1.5のフロロでスタートです。

    海ででこの軽いジグヘッドを10mの深さの海底に着底させるのは少々慣れが必要で、カウントダウンではだいたい20秒くらい。わかりにくいときは、竿を煽ってラインを上げてみて、落とし直す時に

    ・そのままの位置でラインが落ちていく > 着底してる
    ・ラインが斜めに落ちていく > 着底していない

    というテクニックなども駆使しながらなんとか底にルアーを這わせていく。誘いはリフトアンドフォールが基本とのこと。自分はアジングは「巻きの釣り」だと勝手に思っていたのですがどちらかといえば潮も利用しながら流したりするイメージ。教わった通りにやっていくと先ずはファーストヒット。幸先が良い。青木さんや同船したご友人のTさんも着々とヒット。さすがに異次元の上手さでどんどん魚を掛けていきます。

    tommy

    こんなランカーサイズも。Tさんご満悦の図。


     アタリと合わせ

    しかし、釣り続けていくと青木さん、Tさんと私の釣果はドンドン離れていく。巻き速度や誘いのリズムも真似しているわけだから普通に考えるとワームの違い、、、、は、実際のところあるのかもしれませんが、そんなことより大きいのは「アタリがわかっているか」という点。本当にアタリは小さくて文字で書くと「フッ」「コッ」「モゾ」という感じでしかも一瞬で口を放してしまう。

    このクラスのあたりはロッドを持つ手の指がブランクスに触れていないと絶対にわからない。また、ロッドを握りしめていると反応も遅くなる。リールをつけた状態で、ブランクスにどの指で触りたくて、その前後の重量バランスが崩れるとそもそも軽くは握れない。

    青木さん:「0.9gのJHを海面から3mの高さで、且つ横風5mの中、あの当たりをとるという釣りをしていたので、結果自作の方に寄っていったんですよねぇ」

    ロッドの自作の理由はこんなところにありました。でも普通作ろうとは、、、いや、恐れ入りました。

    parming

    パーミングの仕方や手の大きさによってグリップ形状とバランサーのウェイトなどの有無も決まるそう。そこまで正直考えたことはなかったです。

    アワセはそんな一瞬の変化に即アワセを入れないとアジは餌を吐き出してしまうし、また、細いラインが長くでているのと竿も柔らかいのでかなりしっかりアワセないとバラシの原因になります。

    自分は慣れてきたらだんだんとアワセられるようになってはきたのですが、ラインの細さが気になってしっかりアワセきれてなかったようで、何匹も船縁でバラシました。抜きあげたときに魚が暴れた瞬間に海にぽちゃん。。。。ただでさえ難しい釣りなのに、、、一匹が惜しい。


    ワームを動かし過ぎるとゲストが。そしてまた違うパターンの発見

    少し場所をシャローに移してこんどはドリフトの釣りへシフト。回収するときに巻いてきたらいきなり強烈な引き。何?と思っていたら正体はメッキ。
    上手にファイトすると取れますが一本は切られちゃいました。ワームが派手に動くと食ってきてしまうようで、シェイクしてるだけでもかかってきました。これは釣り分けないと効率が悪い。

    さらに場所を変えて少し深いところへ。ここで明暗の底をゆっくりただ巻きしてた自分にヒット。それを聞いた青木さんは「そうか。。なるほど」となにやら閃いたようで。。。そこからまさかの連発劇。「ただ巻きで喰ったってことは水平移動に反応しているのでその誘いで」と、ボトムを平行に移動するように竿でさびいていく。確かにリールで巻くよりゆっくりと安定して動かせるし即アワセもできる。テスター恐るべし、、、流石としか言いようがない。

    真似したら、、、すぐヒット、、、ってわけにはいかなかったですけれど、何匹かこのパターンで自分も取ることができました。

    ajiajiaji

    大漁ってわけには行かなかったですが、フィネスな釣りをずっと考え続けたアジング。テクニックもたくさんあるしこれはハマりそうです。タックルをちゃんと揃えてすぐにでもまた練習しに行かねば。アジは美味しいし!

    members

    青木さん、Tさん、ありがとうございました。必ずやまたご一緒させてください。

    伊藤船長ありがとうございました!また次回よろしくお願いいいたします。

    ・ジョーズガイドサービス http://www.jaws-guideservice.com/

    TACKLE DATA

    ロッド:青木さん自作ロッド
    リール:ツインパワー2000
    ライン:1lb~2lb(太くても3ld)のモノフィラメントかフロロ
    ジグヘッド:1g~1.5g(1.2g辺りが一番使います)

    FIELD DATA

    横浜沖

    COMMENT

    POPULAR TAGS