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    gocho

    BURITSU内の愛称は伍長。職業カメラマン。幼少の時「釣りが好き過ぎてヤバい...」と自覚。それ以来、釣りの魅力にハマるのを恐れ自主規制を開始。30年後、規制緩和してから一生の趣味として釣りと向き合う日々を送っている。河川と磯が好きなルアーアングラー。

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コンパクトカメラで美しい写真を撮る方法!

DATE : 2014.07.19

CATEGORY : 未分類


皆さん、こんにちは。
普段、釣行blogばかりなので
今回はカメラと撮影方法に関して
Proなりに思う事を書いてみようと思いますので宜しくお願い致します。

普段の釣行で私はコンパクトカメラだけ持参しています。
条件を見極めれば
コンパクトカメラでも簡単な設定でProスペックカメラに劣らない風景写真が撮れます。
魚の写真も同様です。

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kuro
コンパクトカメラ(リコーWG2)で撮影した写真(Retouch無し)

今回、複雑な言い回しをしないで
良くあるケースの対処法だけ箇条書きにしていきます。
まず、P(プログラムモード)で撮影しましょう。
慣れた方はM(マニュアルモード)でモニターを見ながら色々な調整をした方が面倒でないと思います。

良くある状況
1:逆光
逆光は被写体の輪郭を際立たせて、より立体的な写真が撮れますし
風景ならムーディーな光の表現が出来ます。
Proは好んで逆光や反逆光で撮影します。
ほぼ全てのカメラに下記の様なボタンや
モニター内にプラスマイナス補正マークがあります。
それを積極的に使いましょう!

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このボタンを押してモニターを見ながら+−調整を色々とやって下さい。
モニターを見て良いなぁ〜と思ったらシャッターを切ればOKです!

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EV(+1補正)/ピント(AFノーマル)

逆光や白い被写体を撮る時、カメラは「何かおかしい!?明る過ぎる?」と判断します。
そして「明るすぎるから、暗くしないと!」と露出をオートマティックにマイナス補正します
そうすると、暗くて良く分からない写真になりがちです。
上記の写真は+1補正をしました。
ノーマルだと水面の色が黒く潰れてしまします。

逆に暗い時や黒い被写体を撮る時のカメラは「何かおかしい!?暗すぎる?」と判断します。
そして「暗すぎるから、明るくしないと!」露出をオートマティックにプラス補正します
そうすると、明る過ぎて何かが欠けた様なテイストの写真になりがちです。
こんな時はマイナス補正をしてあげましょう。

カメラは色々な事をやってくれますがいつも正しい判断が出来る訳ではないので
カメラが勘違いしてしまう部分は人間が補ってあげないと良い写真が撮れません。
プラス/マイナスだけすれば良いので簡単です。

2:ピント設定
ピントは、ノーマルAFに設定する事をお勧めします。
下記の様なピントを設定するフォーマットを見た事があると思います。
それを任意に設定して下さい。

images-1

スマイルキャッチ等のピント設定にしてあると
ブツ持ち写真を撮る際
魚にピントを合わせたいのに人間の顔にピントが合ってしまい
魚がボケボケになった経験があると思います。

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ピント設定を1点にしておけば、こういうトラブルは防げます。
自分で決めたピントボックスでピントを合わせた方が色々な状況に対処出来ます。

人間の目は凄く良く出来ています。
明るい所を見ながら暗い部分も見えますし、ピントを合わせるのも速い。
これをカメラに求めても無理なのです。。。

順光なら明暗の差が無いのでカメラも人間と同じ様に見えています。(ラチチュードの幅が少ない)
逆光の場合カメラは明るい写真から暗い写真5枚以上を合成しないと
人間の目で見えている絵になりません。
だから、少なくとも人間が補正してあげないとダメなのです

ピントに関しても同様です。
人間の目は、全ての造形に対して速くピントを合わせられます。

カメラはスマイルキャッチや顔検出モードだと顔らしき造形ばかりを追います。
そのままのモードで色々な事へ対処出来ません。
任意に決めた1点のAFを使ってピントを合わせ
ピントを半押しのままフレーム調整をして 自分が作りたい絵を作る事から始めて下さい。
その辺はi-phoneのカメラはプロセスが逆なので使いやすいかも知れません。
絵を作ってからピントを好きな場所へ合わせられます。

最後になりますが、最近のカメラは家電と同じく設定が簡単なので
積極的に自分の意図を反映させる事で良い絵が撮れやすくなっています。

釣り人は、良い光や景色を見る機会が多いと思います。
釣り人しか見る事の出来ない景色もあると思います。
大切な記録をより良く残して下さい!

菊池貴之 釣行写真「漣」

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