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    居酒屋村上

    九州支部の居酒屋村上です!

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キス釣りのはずが強風で釣りが出来ず、亀の手&カサガイを取って食べてみました!

DATE : 2014.11.20

CATEGORY : 居酒屋村上, 甲殻類, 甲殻類, 貝類


今月頭のこと。

ちょっと午後の予定がぽっかり空いてしまったので、キスシーズンの終わりを確認しに行くがてらいつものキスポイントへ。シーズンの始まり際と終わり際は数こそ釣れないものの、良型が釣れる確率が高いのでちょっと期待してルンルン♪

ポイントに着くと、思いの外風が強くキス釣り日和とは言いがたい(*´Д`)=3
風裏に回ってみるもコチラも海が荒れておりキス釣りそのものを断念。。。

自宅から1時間位移動してきて「釣りが出来ないからトンボ帰り」ということも性格上無理なので、(雨も降りだしたのでカッパを着て)磯場を散歩していると亀の手カサガイを発見!!

居酒屋村上のメニューに何か追加出来るかも!?という期待を胸に採取してみました。
※亀の手を触る時は手袋の装着を推奨。爪に見える部分ですぐ手を切ります。

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こちらが亀の手カサガイです。

 


自宅にて

亀の手は手の部分を一つ一つバラして、たわしでゴシゴシ洗います。
水を張ったボールに少し浮かしたザルの中で洗うと、汚れのみボールに落ちるので比較的綺麗になりやすい。
4~5回水を変えて洗ったら、鍋に水を張り多めの塩を入れ塩茹でにします。
沸騰した鍋に洗った亀の手を投入して、5分ほど茹でたらザルにあげて水を切り粗熱を取ります。
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塩茹でにされひとっ風呂浴びた亀の手。この時点ではただのモンスター。

カサガイも同様に、ボール+浮かせたザルで洗い、多めの塩で5分湯でます。
カサガイは、茹でるとカサの部分から身がはがれますので、先にカサをだけ回収して、身をザルにあげれば茹で汁もダシとして利用できます。

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亀の手が茹で上がったら、爪に見える部分の下側の皮に見える部分をつまんで引っ張ると、皮の内側に薄いピンク色した身が見えてきます。

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さらにその部分をつまんで引っ張ると、身の部分のみが外れます。

 


実食編

・塩ゆで:亀の手
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塩茹でした身をそのまま食べると、磯の香りと貝類のような、カニのような、どこかエビのような味がして、お酒のお供にぴったりです。(量的にご飯のお供には不向き)

・塩ゆで:カサガイ
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塩ゆでしたカサガイは、貝独特の味と香り、歯ごたえや食感はとても楽しい。ただ、ジャリジャリした食感が気になり、後て調べると貝柱の周りにある襟巻きがその原因みたい。カサガイをいただく際は外して食べましょう。

・チャンジャ:亀の手
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思い付きで作ったのがコチラ、亀の手を利用したチャンジャです。

個人的にチャンジャが大好きなので、亀の手を取りながら「こっ!これは!!」と閃光が走り作成。まずはシンプルに塩茹でしたチャンジャを市販の豆板醤に混ぜ込むだけです!

味は豆板醤の辛味の中に亀の手の食感と風味が交じる感じで、あんまり食材の味を活かせていません(´・ω・`)

やっぱり既成品の豆板醤のみなんていう手抜きは良くないなと反省。次回はちゃんとタレから作ります。また、亀の手も茹でたものをそのまま使うのでなく、一夜干しして水分を軽く抜いてあげると、より本物のチャンジャに近い食感になりそう♪

・チャンジャ:カサガイ
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カサガイも亀の手同様、豆板醤の味とカサガイの味がうまく混ざっていません。し、こちらよりも亀の手の方がよりチャンジャ度が高いので、カサガイチャンジャはお蔵入りさせます。さようなら。

・干物:亀の手、カサガイ
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今回の最大の目的!亀の手&カサガイの干物は、茹でた物の水気を取り、干しカゴに入れて丸一日天日干しすれば完成。味や、食感的には豆イカのそれとかなり近く、磯の香りと甲殻類系の味が良い仕事をしています。完全にお酒の共です。

■まとめ
今回採取したも亀の手&カサガイですが、亀の手は加工の幅が広くマルチに美味しく頂けます。カサガイは身の味というよりはダシが良い仕事をするので貝飯や味噌汁にすると良さそうです。
磯まで行って、何も釣れなかった時などにいかがでしょうか。

帰宅後の仕事が増えることは間違いありませんが(´Д`;)笑

 


亀の手
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磯遊びをしている時に手足を切る原因となるアイツです。
一部の地域では「せい」「せ」「しい」「たかのつめ」と呼ばれたりしており、フジツボと同様にどこからみても貝類に見えるものの、エビ、カニなどの仲間で甲殻類の一種です。美味しいものは命がけ。スペインの「亀の手」漁
その美味しさ&貴重(高価)さからスペインでは命がけで採取されていたりします。
(スペインでの呼び名は「ペルセベス」)

 


カサガイ

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こちらも磯場に行けば大抵見つかる貝です。コイツがまさか食べられるなんてと思いますが、アワビ系の味と食感が味わえます。

 


最後に

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今回採取した亀の手やカサガイは、ちょっとした磯場があれば大抵自生していますが、採取禁止の場所もありますので、事前に確認し自己責任の上で行ってください。

また、磯場は急に波が強まることもあり、それこそ亀の手やフジツボなどがあり危険ですので、生身の肌を露出しないよう安全には十分気をつけて下さい。

TACKLE DATA

ハンズマン/かなずち
ダイソー/スクレイパー
ダイソー/マイナスドライバー

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