8月23日に行なわれた弁慶バス釣りチャンピオンシップにて、な…なんと！弁慶の住人こと、Mr.ノーバイトが総合優勝する事ができました、またまたラッキー！ v(´▽`v))))))((((((v´▽`)v　

自分が2015年の年間チャンプになれるなんて夢の様な話です。ここ迄の道のりを含めてレポートさせて頂きます。「弁慶堀」カテゴリーを見て頂くと自分の過去の弁慶での釣行が閲覧できます。

「弁慶から逃げない」宣言をしたのが5月21日。そこから約3ヶ月間は弁慶に通いまくり。自ら「弁慶の住人」を名乗るレベルになりました（＾＿＾；　 この3ヶ月に弁慶で釣ったバスの数は72本。小学生の頃の自分に教えてあげたいです。あの頃の自分には信じられない釣果！！

弁慶にカッパが出たらしいという噂にもなった写真

そしてつい最近、弁慶にダイブしたりもしました。 本当に色々あった3ヶ月。その集大成が“弁慶バス釣りチャンピオンシップ2015”です。

チャンピオンシップに向けて失速する釣果 ToT

7月9日に行なわれた、第2回平日大会では3位入賞。この時点で弁慶のパターンがかなり変化してきている事に気付いてはいましたが…そこから約1ヶ月半。どう考えても状況は激変して参加者はイチからフィールドの状況を掴む必要があります。

テナガスティックとエスケープツインのテキサスで。

8月の上旬までの弁慶は釣れに釣れており、ウィード周りを1日やってやればボウズになる事はほとんど考えられませんでした。

ウィードの中には「テキサス」「ネコリグ」「バックスライド系ワームのノーシンカー」、ウィードのエッジや単発のウィードに「ネコリグ」や「ジグヘッドワッキー」等。その他、ビッグベイトでも釣れてしまう高活性な弁慶さん。得意なドライブシャッドでの釣りが難しくなってきていましたが、全体的にはそれなりに釣れていた印象です。夏の弁慶攻略についてはコチラ

初めて弁慶でガンタレルで釣れた！ なんと…一時期は夕方“フロッグ祭り”が開催されていて、1時間で3バイトが当たり前。

8月に入って完全に虫パターンに変化し、「オリカネ虫」をオーバーハングで提灯したり、放置してたら1本は釣れていました。しかし…8月13日くらいを境に様子がおかしくなってきました。完全にフィールドの状況を見失ってしまったのです…

昨年のこの頃なら、ドシャローのカバーに居たバスが今年はかなり少ない。だからと言って沖でも釣れない…ブラックバスどこいってもーたんや…(´･_･`)

3回ノーフィッシュ。釣れても、コイ付きのバスをたまたま釣れたとか、桟橋まわりのスワンプで1本とか。奇跡もしくは、安定の「釣れるべくして釣れた」ポイントのみ。チャンピオンシップ直前の釣果は最悪で口を開く度に「もう出たくない」と周りに漏らしておりました ToT

虫パターンの欠点は、魚がすぐに虫を吐いてしまう様になっていた事。フッキングの成功率が極めて低い。

それでも釣っている人がいる

自分の釣果が急下降するなか、BURITSUのベガ(※スト2)こと木本部員は10本釣ってたり∑(ﾟДﾟ；)…エドモンド本田ことヒグマ部員はネコリグで平均3本以上の釣果をあげていました。

余裕すぎてトキ部員のガイドをするエドモンド本田。

もう、「わけがわからないよ」（；ω；） フィールドがタフっているだけだと思いたいけど、釣ってる人がいる以上、いい訳はできません..

そこで、「夏 パターンブラックバス」とか「バス 生態」などなど、もう一度ブラックバスという魚について勉強し直しました。それくらいしか心のより所が無かったのです。サイトで釣れそうな魚も増えていたので、サイトフィッシングのテクニックも勉強しました。

すると、大会前日のプラでは、サイトで1本。ドライブシャッドで1本、グラブで2本。直前で自信を取り戻せそうな釣果を得る事ができました。とは言え…周りはそれ以上に釣れていたので優勝する事は難しそう…ε-(´・｀) ﾌｰ

ドライブシャッドのライトテキサスをスイミングで

大会に向けての作戦

今大会は、「人の繋がり」に助けられた所が非常に大きいです。前日のプラでそれなりに釣れたので満足しながら、タックルの整理をしていました。桟橋でスタッフさんをはじめ、常連さんと色々なお話をすることで自分が思っている現在の弁慶がズレていないか再確認できました。

ロッドを13本も乗せたローボートがシュールです。弁慶ではルアーをAbu GarciaのEVAシステムタックルケースで管理しています。サイズ感がイイ！

ドライブシャッドで釣れた事で、巻きで広範囲を探る事をメインに。朝イチだけは浮いてる魚も口を使いそうでしたので、サイト・虫用のタックルもキッチリ用意。

ベイト（MH）12lb・・・テキサス モコリークロー/スタッガーワイド
ベイト（MH）12lb・・・ドライブシャッド4.5 ライトテキサス
ベイトフィネス(L) 8lb・・・スモラバ/カバーネコ
スピニング(ML) #0.6・・・イモ40
スピニング(L) #0.4 ・・・スモラバ
スピニング-S(UL) 3.5lb ・・・スワンプ
スピニング-S(UL) 4lb ・・・3inch グラブ ジグヘッド
スピニング-S(L) #0.6 ・・・オリカネ虫

西奥〜カーブに魚はそれなりに居そうだったので、作戦としては、朝イチ西奥側までホテル側を流して虫やスワンプで獲れる魚を1本とりたい。でも、浮いてる魚は警戒心が高く吐き出すリスクが高くテクニックがない自分は出来るだけ選びたくない選択肢でした…バラしたら心折れちゃいますからね ToT

その後は、3インチの極小グラブのジグヘッドでキーパーをまず3匹揃える作戦でした。この所のタフさを考えたらまず3尾揃えるのが最優先。キーパー揃った所でドライブシャッドやウィードのポケットにノーシンカーを撃っていったりしてサイズアップを狙う。しかし、現実はそんなに甘くなかったのです ToT

ただ、表層はスレてる、中層は釣り方が分からない。と言う事で自分の中ではボトムの釣りに焦点を当ててました。

大会当日、弱点が最高の武器になった

そうこうして、大会当日を迎えました。ココ数日、釣れなさ過ぎのプレッシャーから不眠に陥っていたので眠過ぎて前日はキッチリ寝れましたwww

朝のミーティング。遠藤部員はまさかの遅刻www（；´Д｀）　自分が電話をしなければ参加出来なかった事でしょうww　競技開始10分前…。電話してみると…「あqwせdfrtgyふじこ　い、今起きました！今から行きます！！」おいおいまたかよ…Σ(´д｀;)　

タックルの多さから分かる様に、自分の最大の弱点は「釣りを絞る事ができない」所にあります。3位になった大会ではルアーチェンジやポイント移動をし過ぎた結果、釣果を伸ばす事ができませんでした。しかし、結果的には今回その癖が功を奏す事になりました。

開始前には「ドライブシャッドで心中します。」と言っていた自分だったが…

今回はスピニング多め。なんとか8本まで絞った(^_^;

スタートしてすぐ桟橋付近で見えバス発見！　日に日にスレていた浮いている魚を狙う勇気がなくて、結局西エリアには進まず。（※一番怖かった祭りさんが西に進んだのもある）桟橋付近で3インチグラブジグヘッドでキーパーを揃えにいきます。しかし…　15cm以下のバスがチェイスしてくるのみ。　ドライブシャッドで前日釣れた沈みオダにルアーを絡めていきますがこちらも無反応…(；ﾟдﾟ)

台風の影響か、東からの風が強くなってきたのです。風が強くなったらココがいいと弁慶レジェンドのメトロバサーさんのブログに書かれていたのを思い出したので急遽、橋横のウィードにイモをフォール。

すると… ラインがウィードに吸い込まれていく。

ｷﾀﾖｰ!!(;｀O´)o/￣~ >ﾟ))))彡

ｴｯ(ﾟДﾟ ≡ ﾟдﾟ)ｴｯ　うおーーーーーーー、運よく1匹目からデカイ！！　ウィードに潜られそうになるが…MLにPEのセッティングなので強引に引き上げる！

早速、ウェイインすると45.2cm！！　スタートから40分くらい、早めの時間帯にこのサイズが出てくれて震えました。「これならイケるかも」と、優勝を狙いに行くスイッチが入った事を覚えています。

って…ドライブシャッドで心中するんじゃなかったの？ (￣。￣ﾉ)ﾉ　優柔不断な性格が功を奏してのラッキーフィッシュ！

しかし…ココからが厳しかった。正直、この日のコンディションは今年一番の激タフ。珍しく周りで釣れているのは見るんだけど、なんとなく苦戦している印象だったんです。つまり、「2本目を出した人が優勝する」 確実に2本目の戦いになってきました。でも、『誰が釣ってくるかは問題じゃない、自分との戦いだ。』まるでアルトン・セナが降臨してきたようですww　何度もその言葉を自身に語りかけました。

イモのウィード撃ち、ドライブシャッドでブレイク&単発ウィードのボトム付近、サイトで表層の魚。全てを試しました。エリアは西もチェックしにいって、「この場所は無理だ」と思えるまでやり切った上で、最後の1時間は信じれる場所で心中しようと決めていました。そのエリアは桟橋付近。
※終わってみれば今大会でキャッチされた魚の殆どが桟橋付近だ(^_^;

タコ釣りの手釣り釣法で見事キャッチのチェアマンw　ちょうど見える所で釣っていたので、焦る自分。

困ったら桟橋付近。絶対に魚が抜ける事がないですし、回遊している所を幾度となく見てきました。　ただ、喰わせ方が分からなかったんですね…　最後の1時間はヒグマ部員の近くでキープキャスト！

すると、最大のチャンスが訪れました。単発のウィードからバスが浮上して、自分の射程圏内を回遊しています。∑ヽ（｀д´；）ﾉ うぉぉぉぉ

青木大介もビックリの素早く正確なキャストで適度な距離にイモを落とすと…イモを目視してバスが追っていく！！　そして変な動きをしたのでおそらく喰った…

ｷﾀﾖｰ!!(;｀O´)o/￣~ >ﾟ))))彡

と、ｱﾜｾたらおもいっきり抜けた。「うわ〜〜〜！！！今の喰ってたと思ったのに」とヒグマ部員。 工工エエェェ（´д｀）ェェエエ工工　orz..　心が折れそうになりながらもキャストを続ける

風がかなり強くなってきたので、ここでPEからフロロを巻いてあったリールにチェンジ。ルアーもイモ40から50に。これが功を奏したのか…しばらくキャストしていると竿が重くなった。アタリを聞くと重量感を感じたので

ｷﾀﾖｰ!!(;｀O´)o/￣~ >ﾟ))))彡

今度こそ、成功！　オッシャー！！慌てながらもなんとかキャッチ。やっぱりブラックバス、ボトムにいました。

鬼気迫る表情w

42.7cm。疲れた様子だったので状態だったのですぐにウェイイン。残り時間10分くらいだったでしょうか…もう1本出せる気はしていなかったけど最後まで粘る。すると…残り3分。目の前でヒグマ部員がヒット！！　

エドモンド本田も、デコらず。なんと残り3分で釣った魚で3位！！粘り勝ち。

これが最後の魚となり大会終了。ウェイインを見ていると、どうやらみんな1本のみ！？　ということは…と期待しながら発表を待つ自分。

『45.2、42.7　合計87.9センチ 優勝　北畠蘭知亜さん！！』

熱いものが込み上げてきそうになりながらも耐えたぞー！（笑

まさかまさかの優勝。しばらく夢なんじゃないかというフワフワ感から現実に戻る事が出来ませんでした…努力すればかならず報われる。Webデザイナーの仕事を初めたころ、自動車のレースに出ていた頃。どんな遊びや仕事をしていたって努力はかならず自分の元に帰ってくる。そう信じて必死に頑張ってきた甲斐がありました。

賞状、トロフィー、チャンピオンTシャツ、チャンピオンステッカー、弁慶で1年間釣り放題の年間パスポートが授与されました。1年間弁慶の住人になれる！！(￣。￣ﾉ)ﾉ　こうなったら弁慶レジェンドのメトロさんを追ってレジェンドを目指すしかないぞ〜！！

使用タックルとルアーについて

今回、ロッドは普段弁慶で使っているエクスプライドをゾディアスに変更しました。MLがPE0.6号、Lはフロロ5lb。これくらいあればウィードからもなんとか強引に引きずり出す事が可能です。　ゾディアスは軽量で安くて本当に良いロッドだなと痛感しました。リールはステラとイグニスTypeR。

イモは最初40を使っていましたが、風が強くなってきた事とアピール重視で50を投入。イモが有効なのはココ↓にヒントが書いてありましたww　灯台下暗し。大会参加者は誰も見てなかったんじゃないでしょうかww やっぱり、タフコンディション下の最後の手段はイモなんだなと実感しました。

そして、今回浮いているバスを狙う為に必須だったのが偏光グラス。所有していたラスターオレンジに加え、大会に向けて新しくサイトマスターの度付きレンズ対応モデルを追加。

左がトゥルービュースポーツというカラーのレンズです。朝やシェードではラスターオレンジを。日が高くなってからはトゥルービュースポーツに掛け替えています。上の写真を見てると最後はサイトマスターつけてますよね！(o’∀’o)/

アングラーの繋がりに感謝

釣れなさすぎて落ち込んでいた自分に、「最近イモとかフリップドムの放置で釣れてますよ〜！」と教えてくれた村田さん。

「大会の時は桟橋まわりと橋下、ボート下で粘ったら3本とれそうじゃないですか！？」とアドバイスしてくれた峯村さん。このアドバイスが最後に自分を助けてくれる事になりました。ふたりは大会当日も応援にきてくださりました、感動！ ＞o＜

弁慶で出会った多くのアングラーの皆様のお陰で今の自分があります。自分だけじゃ成し遂げられなかった総合優勝。応援してくれた家族や会社のみんな、そして心が折れて「もう出たくないよデコりまくりだし」と言うと、励ましてくれたBURITSUのみんな。Twitterで喝を入れてくださったスタッフのT田さん本当にありがとうございます。

そして、大会前に弁慶レジェンドのメトロバサーさんが残してくれた弁慶の記録を読み尽くした事も安心感に繋がりました。

チャンプは黒ボディに赤プリントのTシャツらしいです（＾＿＾；　ゾディアスカラーが流行する事でしょう。　来年は最大のライバル…恐ろしすぎる。

激戦の様子を動画で

弁慶公式チャンネルに早速大会の様子がアップされていました！BURITSUメンバーの戦いが記録されています！(o’∀’o)/

引き続き、来年も優勝を目指して日々修行に励みたいと思います。さらには弁慶だけでなく、亀山湖や相模湖などのトーナメントにも挑戦していきたいと思っております！

→2015弁慶バス釣りチャンピオンシップのご報告