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    Kakky

    子供の頃のマイブームは釣り。三十路になって再燃。釣り歴5年のド素人。
    東北出張でのボートロックをきっかけにボートゲームにはまり、東京湾でのオフショアゲームを中心に遊んでいる。
    カサゴ、アイナメ、ソイ、メバルなど、根につく大きな口の魚が大好き(かわいい!!)。
    釣り宿でMr.NoBiteくんに出会い、念願のBuritsu部員に!

    普段は東京でフリーランスのエンジニアとして働いています。

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    乗っ込みシーズンギリギリセーフ!一つテンヤで大鯛に挑戦

    DATE : 2015.07.15

    CATEGORY : 真鯛, 魚種


    皆さんこんにちは。いきなりの猛暑に凹んでるkakkyです。

    さて、おふねにのろう釣行レポートの第一弾は、僕の大好きな外房ひとつテンヤを紹介します。
    ひとつテンヤといえば初心者が挑む!千葉外房大原のひとつテンヤ真鯛(新幸丸)にもあるように、Mr.NoBite君と運命的な出会いをした思い出深い釣りなんです。
    今回もその時と同じ大原の新幸丸さんにおじゃましました。


     

    ひとつテンヤとは

     

    ひとつテンヤは、その手軽さとすさまじい釣果から、ここ数年で大ブームとなり、釣具メーカー各社からも専用タックルが発売されています。

    テンヤという重りと針が一緒になった漁具を、スピニングタックルの先に直結(PEラインを利用するのでショックリーダーは必要ですが)するというとてもシンプルなタックルを利用します。

    釣り方もシンプルで、テンヤを船べりからそのまま落として、底を取ってから少し持ち上げて誘いをいれるだけ。
    アタリがあったら、「フィーーーーッシュ」と叫んで即合わせです。

    さらに釣果の方も抜群です。魚の大様真鯛が2桁釣れちゃうこともしばしば。
    数年前まで主流だった、コマセマダイは坊主上等、1枚釣れれば万歳って感じですから本当にすごいですね〜。

    タックルも釣り方もシンプルかつ、真鯛がたくさん釣れちゃうひとつテンヤは、初心者の方にもとーーーてもオススメな釣りです。

     

    テンヤの重さと道糸

     

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    テンヤは3号 ~ 13号ぐらいがよく使う号数で、季節やそのときの海の状況によって必要な号数が変わります。
    ポイントの水深10mに対して1号が基準で、たとえば40m位のポイントなら4~5号といった感じですが、予約の時に船長さんに
    「何号のテンヤもっていけばいいですか?」
    と聞けば教えてくれるはずです。
    また、慣れないうちはこの基準+2号ぐらいでやると底をとりやすいので、少し重めのものを持っていくといいです。

    今回は、予約時に船長さんに聞いたところ「~70mぐらいの深場なんで、10号、13号」ということでした。

    もし、どんなテンヤを買ったらいいかわからない場合は、なにも持っていかずにいきましょう。
    船上でいえば、その時の状況にあったテンヤを売ってくれます。

    すごく重要なのが、道糸の号数と種類です。
    リールは必ずPEの0.8 ~ 0.6号を巻いてください。これ以上は潮に流されて他の人とおマツリしてしまいますし、これ以下では安心してやりとりが出来ません。
    また、10m毎に色わけされている糸を巻くこと。後で説明しますが底を確実にとるためには絶対に必要です。

     

    朝早い。。。

     

    さて、釣行レポートに戻りましょう。今回は午前便での釣行です。
    出船時間はなんと、4時半…….船宿にいかず、港に直接来てくださいということです。

    乗合船の出発は、だいたい日の出とともにということが多いです。
    釣行は6月末でしたので、1年でも日の出が最も早い時期。なのでこの時期の乗合船、とくに真鯛やヒラメなどの大物釣りはとにかく朝が早いのです。
    まあ、朝が釣れるのは事実なのでここは我慢ですね。

    とはいえ、早い、早すぎる!東京を2時には出なくてはいけないので。。。正直めちゃくちゃ眠かったです。

     

    いざ出発

    4時に港についてもあたりは真っ暗ですが、港にはすでに釣り人が多数。
    船長さんと同船する人たちに「おはようございます!よろしくお願いします!」と元気に挨拶!!!
    これ、すごく大事です。第一印象を良くしておくと、船長さんや常連さんからいろいろな情報をもらえます。
    常連さんから仕掛けをもらったこともありますw
    かならず元気よく挨拶しましょう。なにかと得ですから。

    乗船して、準備をしたらいざ出船です。
    あ、その前に船長さんにドラグを調整してもいました。ぼくはこれが一番確実なんでいつも見てもらってますw

     

    幸先良くヒット!!!

     

    幸先よく真鯛がヒット

    ポイントについて釣り開始です。
    船長さんが「始めて下さーい。70m。」と水深を指示してくれます。この水深をかならず聞いておいてください。
    もし聞こえなかったら、船長さんに確認すれば教えてくれます。

    70mということなんで、テンヤを船べりから落として、リールの糸が6色出て行くのをジーっとみています。
    6色(60m)ほど出たら、一度スプールを抑えて10秒ほど糸を止めて、無駄な糸ふけをとります。

    それから、再度糸を出すわけですが、ここからは糸に集中!!!凝視します
    底にテンヤがつくと一瞬だけ糸がとまります。ここを見逃すと、もうその投入では底が取れません。
    船が流れているので重りが底についても、糸は完全にはとまりません。底についたときの一瞬の糸の変化を見逃さないように。

    で、糸が色分けされているとだいたいどのくらい糸が出たかわかるので、底が取りやすいというわけです。
    70mの水深のときは、テンヤが潮にながされるので糸は70m + αでていくので色をみていると、「だいたいこのへんかな?」とわかるわけです。
    さらに、いちど底がとれたらその時の糸の色を覚えておくと、次回から底が取りやすくなります。

    ひとつテンヤは底を取らないと絶対に釣れません。もしわかりにくかったら、テンヤの号数をすこし上げてください。
    そこがわかるギリギリの大きさがいいといわれてますが、かるいテンヤで底が取れないより、重いテンヤで確実にそこをとったほうが全然つれます。
    さて、そんな感じで1投目。底をとった瞬間、竿先にピクッと反応が!竿を上げてビシッと合わせるとズシンと重みが!!!この瞬間がひとつテンヤの醍醐味です。
    で、後から「フィーーーシュ」と叫びました。叫んで空振りだったら恥ずかしいので、、、

    巻いてくると、「グン、グン、グン」と真鯛特有の3段引き!幸先良く真鯛ヒットです。

    あんまり大きくは無いですが、幸先良く真鯛が釣れてなんか今日は良さそうです。

     

    釣り仲間に大物が!そして僕にも

     

    3kg超えの真鯛。デカイ

    1枚鯛がつれてよろこんでいると、隣の釣り仲間にもアタリが。合わせた瞬間、ジーとドラグがすごい勢いで出ていきます。
    デカそう。。。。

    10分ほどのやりとりの後に、上がってきたのは、3.8kgの大鯛!羨ましい。
    そして、こっちもテンションが上がります。
    羨ましそうに上がった大鯛をみていると、僕の竿にグンと当たりがあった後、ジーーーとドラグが。
    正直よそ見してたんでびっくり。慌てて合わせを入れると、竿がしなります。

    お、重い。。。。

    ゆっくり巻いてくると、なんだか全く引かない。。。。鯛ではないような。。。。
    ひたすら重い物体を回収するべく巻いていると割りとすんなり上がってくる

    船長「食べられるものだといいけどね〜」

    ヾ(゚Д゚ )ォィォィ

    そんな不吉なこといわないで〜〜〜。

     

    なんとか海面までよせてくると、そこには大きなヒラメが!!!

    海面に姿をみせタモをみると暴れるヒラメ。やめてくれ〜〜〜
    ドキドキしながらタモ入れを待って無事ゲット
    3kgオーバーのヒラメでした!

    ヒラメ!

    実は僕、ひとつテンヤ釣行でのヒラメキャッチ率が5割超えてます。
    なんか釣り方がおかしいのでしょうかw

     

    嬉しい外道がまたしても。

     

    かわいらしい見た目のホウボウ

    ヒラメを釣った後はアタリも落ち着いてきて、しばしノーバイト。。。。
    移動した直後にピクッとアタリが!合わせをいれて巻いてくると、またしてもあんまり引かない。
    鯛じゃない。。。。

    上がってきたのは、大きなホウボウ!

    僕このホウボウが大好きでして。もちろん食べて美味しい魚ですが、なんといってもこの見た目。
    大きなヒレに小さな足w
    とってもひょうきんな見た目です。

     

    シイラの猛攻

     

    幸先がよかったものの、その後は潮が止まってしまい、そこからピッタっとアタリがなくなってしまいました。
    しかも、船の周りをシイラがぐるぐると回っている。。。。

    うわーーー。と思いながら投入すると、底から30mぐらい上なのにぜんぜん糸が出て行かない。。。。。もしや鯛かもと思いベールを起こして合わせをいれると、ドラグが出ていきます。
    そして、3秒後に海面でジャンプするシイラ。。。。。

    シイラがかかると横に走ってしまい、周りの人の仕掛けを全部絡みとり大変なことになってしまいます。
    アンカーの縄なんかにも引っかかってしまうので、ひとつテンヤ船で取るのはまず無理。
    ジーーーっと出て行くドラグを見ながら、PEが高切れしないことを祈るばかりです。

    結局リーダーが切れて、高価なタングステン製のテンヤがさようなら〜〜〜〜。
    そらに、この後2回同じことが起きて、、、、、、意気消沈。

     

    能竿!

     

    テンション下がりながら、終了間際になんとか真鯛を1枚追加して終了! 最終的には

    真鯛 2枚
    ヒラメ 1枚
    ホウボウ 1枚

    の釣果でした。数は少ないですけど大きなヒラメがつれて大満足な1日でした!

     

    まとめ

     

    ひとつテンヤは、シンプルな釣りながら奥が深く、初心者からベテランまで幅広く楽しめる釣りだとおもいます。
    初めてでもかなりの確率で真鯛に出会えるはずですので、みなさんいかがでしょうか。(ただし、底取りは必須です!!)

    今回おじゃました、新幸丸さんは初心者にも優しく、本当にいい船宿です。ぼくがいままで行った船宿のなかで一番です。
    底取や誘いの方法なども仲乗りさんが丁寧に教えてくれます。

    さらに、これからの夏の季節は、5~20mという超浅場でかるいテンヤを使って数を釣るという、真鯛を釣るということでは1年で一番簡単な時期です。
    ぜひ皆様、外房でのひとつテンヤにチャレンジしてみてください。きっと、その日の食卓に高級魚がズラリとならぶことでしょうw

     

    TACKLE DATA

    ロッド:Nories RFB JigheadSnapper 710ML
    リール:Daiwa セルテート 2506
    テンヤ:Jackall ビンビンテンヤ 10,13号,Ecogear オーバルテンヤ 8号

    FIELD DATA

    千葉県いすみ市大原

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