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Shota

パックロッドを中心に、ライフスタイルとしての釣りを提案するメーカーHuerco(フエルコ)に所属しながら、世界各地を釣り食べ歩くフィッシングピーターパン。厳しい釣りを強いられても、持ち前のハッタリと語学力で切り抜ける「適当さ」が武器。BIGFISH1983ジャパンアンバサダー、Rマジック・TONEDTROUTプロスタッフ、Patagoniaプロセールスプログラム。ネギとタマネギが食べられない。焼きそばはペヤング派。

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フィッシングリゾート上永野で本能を呼び覚ましてみる

DATE : 2016.02.01

CATEGORY : エリアフィシング

BURITSU読者の皆さんこんばんは、ショータです。
よく年間300日ぐらい釣りをして、1年の半分は日本にいなそう、みたいなことを言われますが、僕はがっつり千葉に住んでおります。釣りは小さい頃から色々やって、今ではルアー中心にバスやシーバス、気分次第でタナゴ釣りをしてみたりと、地元を中心に身近な釣りも結構よくしています。その中で去年の年末、初めてフィッシングリゾート上永野に行ってからというもの、すっかり管釣りに、いや、多分このロケーション有りきの釣りがすっかり好きになってしまいました。今回お邪魔したのは1月下旬、しばらく冷え込んでいましたがこの日は快晴でした。

憧れの一つである蒔ストーブ

きっかけはある編集者の方とのロケハンだったのですが、想像以上の素晴らしさに翌週も行ってしまい、今回も栃木でのミーティングをわざわざ上永野FRのロッジでやろう！とかなり無理やり設定しての釣行となったわけです。名前にも十分リゾート感が溢れているかもしれませんが、この山間に囲まれて、透明度も申し分ない上に、魚もとっても綺麗なんです。今まで僕が行ったことのあった管理釣り場での魚とは質もサイズも違うから驚いたものでした。

ということで、「あ、これちょっとした非日常への逃避行だ！」と思い立ったので、早速The Great Escapeで紹介させてもらいます。

場所は最寄りのICは東北道栃木インターで、そこから20分ちょっとぐらい、または鹿沼インターからも40分程度の場所で、僕は大概のんびり千葉から下道で寄り道しながらなのですが、都内からのアクセスも悪くないかと思います。近くに出流山というお蕎麦の有名な場所もありますので、余裕があれば是非そちらにも行って欲しいです。僕は帰りに茨城でも蕎麦を食べて帰るほどの蕎麦好きでもあります。

料金はと言うと、魚を持って帰る場合の1日券は4000円、リリース券は1日3500円とかなりお得感があります。そして気になる魚ですが、レインボー、ヤシオマス、ヤマメ、イワナ、ブルック、ブラウン、タイガーが今の所僕らが釣ったことのある魚。イワナはまるでアークティックチャーのような鮮やかなピンク色であったり、ブルックも婚姻色バリバリの尖った鼻先をしたワイルドな魚。多分ヤシオマスやレインボーと違って、キープ率が低いせいかこの2種類がよく遊んでくれました。なぜか銀毛気味の生意気なヤマメがいたり、管理釣り場なのを忘れてしまうぐらいの美しさとバリエーションなのです。どんな魚でも、トラウトの眼は「俺たちは野生の本能を忘れていないぞ！」って言っているような気さえする。

このサイズでデフォルトです

フィッシングリゾートなのでもちろん釣りメインではありますが、栃木に住んでいたらご飯だけで食べに行ってもいいぐらいご飯が美味しくてボリュームも満点です。うどん定食が人気No.1らしいですが、僕は他にも生姜焼き、カレーも食べてますがどれも美味しいです。朝一料金を払う時に、何を食べたいか伝えて予約をしておきます。ちなみに朝は、平日でも人気なので整理券をオープン前に受付でもらい、その順番で呼ばれたらお金を払う感じです。週末は早めに着くようにした方が良いかもしれません。ただ僕はルアーなので、フライのテイクバックの取りやすい場所でなくても大丈夫なので、あんまり気にしてないです。

釣りのテクニック云々カンヌンは、それぞれ道具やスタイルにこだわりもあるかと思いますので参考程度に。

やはりじっくりと、しっかりローテーションしながらスプーンで釣っている人が数を多く釣っていた様に感じますが、僕はじっくりと一定の速度で巻いたりが得意ではないので、ミノーやクランクなどのプラグをメインで釣っていますが、その中で特にオススメ、いや本当は教えたくないぐらい色々釣っているのがこのルアーです。使っているロッドが割とシャキっとした渓流ロッドなので、動かす釣りの方がなんだか楽しいっていうのもありますが、多分繊細な釣りが苦手なんだと思います。

切らしてたらやる気半減のシャインライド

ダートさせながらボトムを小突いたり、僕は水面直下から中層までをダート＆フォールで拾わせるように食わせるのが好きで、岸際でぼーっとしているデカイやつも思い出したように食らいついてくるところが爽快なのです。今回メインで使ったのはこの2つ。魚の食欲や狩猟本能の中枢を刺激してやった気になれます。

可愛いエギ型プラグ

半銀毛ヤマメ

釣りのことはさておき、この”管理釣り場”はこれだけじゃありません。バーベキューハウスと、「古里巣」という宿泊ロッジまで隣接していて、宿泊者はナイターの釣りも楽しめるんだとか。釣り人口減少やら外魚問題やら、なかなか明るい話題のない釣りかもしれませんが、アウトドアアクティビティの中ではやっぱり外せないのも釣りなんです。小さい頃にこんな綺麗なところで釣りをして、出来るならそれを自ら調理して殺めることと食べることも学ぶ。よし、子供ができたら連れてこよう！と、結婚もしてないピーターパンアングラーが思いを馳せるのでした。