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    Shota

    パックロッドを中心に、ライフスタイルとしての釣りを提案するメーカーHuerco(フエルコ)に所属しながら、世界各地を釣り食べ歩くフィッシングピーターパン。厳しい釣りを強いられても、持ち前のハッタリと語学力で切り抜ける「適当さ」が武器。BIGFISH1983ジャパンアンバサダー、Rマジック・TONEDTROUTプロスタッフ、Patagoniaプロセールスプログラム。ネギとタマネギが食べられない。焼きそばはペヤング派。

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    Patagonia®︎ リバーソルトジャケットと、タフパフ・ナノパフについて考える

    DATE : 2018.01.17

    CATEGORY : アイテム紹介


    BURISTUお読者のみなさま、本当にお久しぶりです。先日SNSで新しく新調したウェアを紹介をしたら、なんだか想像以上に反応が良くて、終いには何故か海外からメッセージまで飛んできて気を良くしたショータです。

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    という事で、さらにその時に紹介したアイテム「メンズ・リバー・ソルト・ジャケット」についてもう少し詳しくお伝えしたいと思います。フライフィッシングを楽しむ方にはおなじみのアイテムかもしれませんが、僕はここ数年寒冷地や天候の悪いシチュエーションをほぼほぼこのジャケットを中心の装備で乗り切っております。やっぱりBURITSUはメンバーを含め皆さんウェアにこだわる人が多いはずなので、参考になれば。

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    今回新しく購入したのはこの春?にリリースされた新色で、これまでほぼアースカラーで統一されてきたパタゴニアのフライフィッシングのラインナップの中では「派手」なカラーにあたるかもしれないRockCamo/InkBlack。色物柄物好きの僕にとっては待望の色だったんですが、発表された時の反応はマチマチだったらしいです(笑)
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    数々の思い出を共有してきた元相棒のリバーソルト

     

    と、いきなり機能とかじゃなくて色の話になってしまいましたが、このジャケットの魅力の最大の魅力はデザインの格好良さもありますが、その機能性にあると思います。さすが、長年培われたフライフィッシングの経験を取り入れられているだけあって、長年着用していて要所要所で「なるほどな」ってなったりする訳です。

    H2Noパフォーマンス・スタンダードを採用した頑丈な4層構造のマイクロファイバー・ポリエステル製シェルは防水性/透湿性バリヤーを備え、DWR(耐久性撥水)加工済み

    撥水性ジッパーを備えた2つのフロントポケットはフライボックスを収納できる大きさ。フロントジッパーには腐食しにくい防水性のYKKビスロン・アクアガードを使用

    シングルプルで頭全体と周囲を調節可能なフード

    水分の浸入を防ぐ調節可能な袖口は、フライラインが引っかかるのを防ぐオーバーカフのデザイン

    伸縮性ドローコードが付いた裾には水はけのよいメッシュを使用

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    パタゴニア公式オンラインショップより)

    以上が主な特徴になるのですが、数年前のモデルをしばらく着用していた僕がパッと見て思ったのは

    ・フード後頭部にあるプルコードのホールが、より水の侵入を防ぐデザインになった

    ・フロントポケットとは別に両方にあるハンドウォームポケットにもジッパーが採用された

    ・襟とフードが別機構だったのが一体型になってよりシンプル

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    後頭部のプルコード、これを締めるとより水の侵入を防げたり、ボート上でフードがバタつかなくなる

     

    特別不満があった訳ではないですが、なんかギア好きにとってはどこがどう変わったとか、良くなったところを探したりするのってそれだけで楽しいものですよね。逆にもしも大変な欠陥があった!なんて時にはすぐに報告しますのでご安心を(笑)一昨年は40回以上、去年も結局30回近くは中禅寺湖に通いましたので、そこそこの現場主義者であります。

    さて、さらに今回は「メンズ・タフ・パフ・フーディー」も一緒に購入。

    これまでインナーにはナノ・パフ・ジャケットを着ていましたが、公式のリリースしたYouTubeの、水にジャブジャブと袖を突っ込んでしまうシーンや、酷い雨じゃないならこれでいけちゃう!的なプロモーションにまんまとやられてしまい…

    僕が信頼をおいている某パタゴニア店舗のフィッシング担当によると、タフパフは中身がナノエアと一緒なので動いても蒸れづらく作られているが、タフパフとナノパフを比べると暖かいのはナノパフの方が少し暖かいそうな。彼曰く使い分け方としては、以下の通り。

    ナノパフ

    “運動量が少ない、もしくはすごい低温下でのアクティビティでの着用向け。小さくして持ち運べる。”

    タフパフ

    “蒸れないのでずっと着たままという考えで、あまり脱ぎ着することを想定していない作りです。蒸れないので運動中も着れます。そして、釣り用に表面の生地は強く、ポケットは大きくなってます。ナノパフほどコンパクトにはなりません。”

     

    ふむふむ、ですね。個人的にもこれまでナノパフは、胸ポケットに押し込む様にすると、様々なメーカーから出ているULダウンジャケットよろしく、そのまま小さな袋に収納したように小さくなるので、飛行機やバスなどの長時間に移動でも欠かせないアイテム。その機能性と釣りの用途が合わさった感じ。さらに60グラム・プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコという素材は、撥水性が高く、濡れた時も保温性を98%維持するっていうのが心強いスペックでした。ある意味、釣り・旅では一番の着用頻度だったかも。
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    ナノパフジャケット、写真で上に乗っかっている袋が同ジャケットを小さくした状態

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    ちなみにスリーインワン・リバー・ソルト・ジャケットにデフォルトで付属するインナージャケットは、ジップではなくこのセット独自のオリジナルボタンダウンのナノパフフーディーです。(写真:Patagonia®︎)

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    タフパフフーディー、写真でもわかる通りソフトな着心地

     

    一方タフパフフーディーは先ほどのプロモーションだけでなく、着た瞬間の着心地の良さ、動きやすさが桁違いだと感じました。突っ張る感じもなく、さりげなくキュッとしまっている袖口も柔らかくてストレスがない感じ。1日着てロッドを振っていても快適だろうし、アウターとして着用した時には、小さめのタックルボックスを収納出来るポケットが両方にあるのも嬉しい。あとは濡れた時の感じや、寒い時にはどうなのか、などは今後じっくり使い込んでみたいところ。
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    試着した時の感じ(何の参考になるんだろうw)モデルは180cm/74kgで、着用サイズは両方共にM

     

    いかがでしたでしょうか?僕にとってもまだこれから実際に着用して感じてみたい部分も多いですが、ウェア選びはタックル選び同様、時にそれ以上に大切だと思ってます。厳しい天候下で集中力を保って釣りをするためだけでなく、健康第一での趣味であり釣りなので、レインや防寒は手を抜かないで欲しいなと。寒い時期でも関係なく釣り場に通い、雨だとむしろ釣れそうだぞ?とニヤついてしまう様な釣りキチ達の役に少しでも立てたら嬉しいです。

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    それと一つお知らせ!番宣みたいになってしまいますが、大阪南港ATCにて期間限定の展示・即売イベント「Huerco Cafe」を開催します。僕がアンバサダーを務めるBIGFISH1983も出展予定ですので、パックロッドやフランス発のお洒落な偏光に興味がある方、大阪フィッシングショーのついでのお立ち寄りくださいね!美味しいコーヒーを淹れてお待ちしてます。最寄駅は同じ、インテックスからは徒歩10分程度です。


    それではまた!

    参考アイテム

     

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