ここ数年沈黙気味だった東京湾のワラサが今年は機嫌がよい。
・・・と思っていたらそろそろおしまい。
入れ替わりに1週間くらい前からタチウオ船が出船するようになってきた。
いまのところルアーでタチウオをやらせてくれる船は多くはなく、そのうちの一つ横浜新山下の渡辺釣船店さんにお世話になりました。
首都高の「新山下」で下りてすぐ。
バイクは船宿さんに停めさせてもらえます。
乗ったまま奥の方にズンズンと入っていくと数台止められる駐車場あり。
いつも、バイクで来ているおじさん方のバイクがたくさん。
blogで連日好釣果が報告されているからか、シーズンインしたばかりの平日にも限らず10人のルアーマン。
午前7時に出船し、1時間強かけてカナダ、じゃない金田沖に。
いつもジギングや鯛ラバに一人で行くときにはかならずウオークマンを持って行っている。
辛い時間を音楽で気分を高めながら乗り切るために。
まぁ、たいていの釣行では辛い時間がほとんどなのだけれど。
でも今日は友達と来るはずだったのでウオークマンを置いてきた。
でも友達はお寝坊さんで不参加。
今日は1日一人で音楽なしで竿を振り続ける覚悟をきめてジグを落とす。
曇天。
水温20度強。
好条件。
最初の一流しは不発。
何度か流すうちに竿が絞り込まれる。
2月以降久しぶりのタチウオ・・・・???とはちょっと違う。
上がってきたのは約40cmのサバ。
周りもサバ。
ジグを落とせばサバが付いてくる。
サバ、サバ、サバ。
タチウオより浅いところにいるサバが元気すぎてタチウオの棚までジグが落ちる前にサバが食ってくる。
サバの隙間を縫って下の方に落ちてもタチウオはあまり食わない。
そこから延々、サバに空を見せてあげてはバイバイ(リリース)の繰り返し。
暴れすぎて、リリースしてもダメそうな魚体だけ、確保。
20匹とは出会ったろうか。
10時過ぎにサバの群れは消えてやっとタチウオ釣りになってくる。
既にロッドを持つ左手は疲労気味。
ここからタチウオタイム。
かなり食ってくる。
サイズは指2本から3本が多く、時々3.5〜4本が混じる。
最初は巻きで、しばらくするとフォールで食ってくることが多くなり、1キャスト1ヒットも頻発。
後半、フォールのアタリを取れる人とそうでない人で釣果が大きく変わってくる。
ただし、色とサイズはかなりセレクティブ。
周りを見ても色とサイズで釣果が全然違う。
周りを見ながらルアーを選んでヒットパターンを見つける。
この日は午前中のうちレインボーが良く、昼頃からピンク系。
どちらも定番ではあるがタイミングと色が違うと食ってこない。
この気分屋なところがタチウオの楽しいところ。
この時期のタチウオは棚がコロコロ変わる。
水深は80から100mのところ、40mにいることもあれば90m近くまで潜ることも。
船長のアナウンスにあわせて棚を変える。
ルアーのウエイトも変える。
渡辺船(ナベセン)は比較的こまめに移動する印象があるけれども、この日は移動が少ない。
時刻によって濃淡はありつつ、そしてやはりサバが混じりつつも幽霊と言われるタチウオがこんなに釣れ続けるのは初めての体験。
周りのエサづりの船もだいたい同じ動き。
写真を撮るのも忘れて釣り続けてしまった。
残っている写真はメモのために撮ったこの写真のみ。
途中からはいろいろ実験。
自作のフックやら仕掛けやら2軍のジグやらリーダの太さやらをいろいろ試してみる。
状況が良いときにしか出来ない楽しみ。
終わってみれば43匹で自己記録。
釣り上げては指3本以下で怪我の少ない子はリリースを繰り返す。
タチウオはどうしてもスレ掛かりが多いのでひどいスレの子は食用に確保。
途中リーダー切られたりお祭りがなければもう少し伸びたなぁ、と思いつつ数には満足。
サバ3匹とタチウオ10匹をお持ち帰り。
戦いの痕。
タチウオでなくサバとの。
シーズン始まったばかりでこの釣果は良い方に予想外。
結果的にはウオークマン、いらなかった。
まだワインド出来るほど浅場にはきてないものの、今年もたっぷりサーベリングを楽しめそう!
TACKLE DATA
YAMAGA Blanks SeaWalk Sabeling SWS-63ML
SHIMANO OCEA CONQUEST 201HG
PE 0.6
リーダー35lb