出張釣行シリーズ。
今回は出張ではなく人を訪ねていったのだけれど、ついでに遠征。
12月の遠征は賭け。
行き先は三重県の志摩。
MIKIMOTOパールの志摩。
東京から電車で行くと、名古屋まで新幹線・津までJR関西本線・鳥羽までJR紀勢本線、そこからローカル線で鵜方、そこからタクシー、という長旅。片道5時間ほど。
今回の目的はティップラン(ティップ・エギング)。
アオリイカ釣るのががどうも苦手で、いつも釣果が出ないのだけれど、あえて挑戦!
ティップランは2度目。
心配なので前日はポケ森で練習。
お世話になったのはソルトウォーターフィッシングサービス小海途(こがいと)さん。
船長の姓が「小海途」さんらしい。珍しい名前。
ソルトウォーターフィッシングサービス小海途
そういえばどこかで聴いたことあるぞ、と思ったら私の青物ジギングロッドがK.Kogaitoモデルだった。
使ってるロッドのデザイナに思いがけず出会う偶然。
朝6時、船越漁港から9名で出船。
10分ほどでポイントに着く。
ドテラ流しなので大きな釣り船の片舷にみんな並んでキャスト。
お借りしたロッドに自前リールにPE0.4。
エギはエコギアのダートマックスTR 40g.
シャクって落としてシャクって落として、とやっていたら船長がアクションを教えて下さった。
リールの巻きでアクション付けるくらいで、がんがんシャクらなくて良いらしい。
着底したらリール6巻きくらいして15秒くらい停止してあたりを見る。
を2回繰り返したら回収して落とし直す。
シャクらないエギング。しばらくの間理解できなかった。
小さめにシャクっている常連さんもいるのでシャクってもよいらしい。
隣の常連さんに1杯かかって景気付くもののなかなか続かず。
ぽつぽつ上がるも私のエギには超ショートバイトしか来なくて乗らず。
ショートバイトばかりなので潮の境目ですら合わせてしまう疑心暗鬼っぷり。
正午近くなりボウズの覚悟が出来てきた頃、アドバイスをもらってシンカーを付ける。
40gのエギに+30g。
70gのエギって言うのも今までの常識を大きく越えた釣り。
とはいえ確かにみんなシンカー付けてる。人によってはダウンショットで。
シンカー付けてフォールの幅を大きくしたら、数投でやっと最初の1杯が釣れる。
リリースしても良いサイズだけれど泣きそうになりながら取った1杯なのでキープ。
シンカーのおかげかどうかは分からないけれどやっと釣れたよ。
大潮ながら底はなんとか取れているのでライトタックル好きとしてはノーシンカーで釣りたい、と思ってシンカー外して再度挑戦するも納竿まで無反応。
終わってみれば1杯でスソ。
ツラい。
全体に調子の悪い日らしく船長も頭をかしげ続けていた1日だったが、それにしても志摩まで来て1日船に乗って1杯。
ノーシンカーにこだわったのが悪いのかアワセが下手すぎるのか・・・
調べてみると、よりにもよって前日がスーパームーンだった。
夜が明るいと夜のうちにご飯を食べてしまうらしく調子が悪いらしい。
せっかくの大潮だったけれども!
あのエギに付けるけるシンカー(通称ヘルメット)は普通のエギをティップランで使うためだけのものではなかった。
ティップランのエギをさらに重くするためにも使うものだった。
ティップランのロッドでMAX 90gってどういうことだ、と思っていたのが理解できた(させられた、と言うべきか)。
そして今回の釣行で話を聞いていて分かったのは、このティップランはエギングと言うよりはライトジギングの釣りをイメージした方が良い、ということ。
70g、場合によっては100gオーバーのエギをシャクって底から10mをさらう。
同乗者は5フィート10インチのがまかつロッドを使っている人が多かった。
どうしてそんな短いロッドを、と思っていたがこのことを知ってからは納得できた。
同じ釣り、同じリグでも地方・場所によって本当に釣り方が違うものだと再認識。
TACKLE DATA
ロッド: セフィア エクスチューンS70ML
リール: ステラC3000
PE: avani 0.4