ぼっちで釣行する事が多いので、釣りの間に音楽を聴きたいと前から思っていた。
とはいえイヤホンで音楽を聴いていると沖釣りの場合船長の指示が聞こえない。
イヤホンを片耳だけにする(外した方のイヤホンがぶらぶらするとか音的にとか)などいろいろやってみたが具合が悪い。
音質は諦めるとして骨伝導イヤホンをいくつか買ってみた。確かに外の音は聞こえる、が、どれもカシャカシャという音しか聞こえないのでむしろ再生しないほうが良いくらい不快な音のものしかない。
と言うところで悩んでいたところ、とうとう日本で発売された!
BOSEからサングラスが!
ボーズのウェアラブル – クラシックスタイルのBluetoothオーディオサングラス
端的に言うとサングラスにbluetoothワイヤレスヘッドホンがついたもの。
ツルの部分に薄いスピーカが仕込まれており、耳の穴を塞がずに、かつ自分にだけ音が聞こえる。
アメリカでは1月に発売されていおり、お値段25,000円+税で思いのほかお安い。
普段使いのbluetoothイヤフォンより安いのだ。
デザイン的にもスピーカーが仕込まれているツルが少し太い位で、いかにもガジェットガジェットしておらず、普通に着用しやすい。
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ヨドバシカメラやビックカメラでも販売中。
ビックカメラ渋谷東口店では実機展示もあり。(イヤホンなどが売られているところ)
レンズは標準の物以外にオプションでミラードの変更レンズにも変更可能。
あまりに綺麗にミラーシルバーなので写真撮影省略。
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上のビックカメラで試聴してみたら予想よりずっとずっと音が良い!!
久しぶりにオーディオでびっくりした。
どうせシャカシャカだろうと思ったらBoseらしい豊かな音。
低音もしっかり出ていてCD1枚通して聞いていられる。
これなら釣りに使えるんじゃないか。
サカナクション聞きながらサカナ釣れるんじゃないか。
釣りに行きたい、行かれない、って歌ってるホーリーダンスを聞きながら「今釣りしてるけどね」って思えるんじゃないか。
買うしかない!
偏光グラスオプションと共に即バイト。
あぁ、偏光はガラスしか買わないと心に決めていたのに。
音楽再生、voice UI(Siri/Google assistant)、ハンドオフ通話、バッテリ残量などの情報をしゃべる、など最近のワイヤレスヘッドホンの機能は一通り実装されている。
それだけでなくBoseARというBose独自のARプラットフォームに対応している。
さすがARと名前が付いているだけあって、乗船中は船の魚探と連携してどこに魚がいるかレンズ状に投射されるのでそこに投げて指示されたタナを狙えばすぐ釣れる、、、と言うわけではなく、正直どこがどうARなのかわからず。サポートアプリも入れたがそれっぽいメニューは見当たらず(惜しい!)。
心臓部の右ツルはこんな感じ。
充電端子と下の側面にボタンが一つで非常にシンプル。
このボタンに音楽再生/一時停止、ハンズオフ通話開始など多くの機能が詰め込まれている。
釣りのインプレション
町歩いたり野球のデイゲーム見たりして2,3日慣らした後、偏光グラスに付け替えて釣りに出発。
あいにく今日は曇天 一時雨で偏光の活躍する環境ではなかったのでイマイチ性能はわからなかったが、取り外しできるタイプのレンズとしては(初めて使ったこのタイミングでは)ゆがみが少ない。
重さがどうかなと思ったのだけれども、いつも使ってるsitemasterがほぼ同じ重さなので気にならず。
すべての面で違和感がないサングラスに仕上がってこの音質、さすがBose。
今回は単独釣行ではなかったが音楽かかっていると鯛ラバを巻き続ける間の気持ちが上がるし、眠気覚ましにも。
(それでも今回は寝落ちしてしまったが・・)
巻いてる途中で隣の人に話しかけられても聞き返すことなくお話できた。
ドラグ音も聞こえるので釣りへの支障は無い。
さすがに船のエンジンで低音は奪われてしまったがそれでも聞きづらいという感じではない。
ポイント移動中の暇つぶしにも悪くない。
一時本降りになってそれなりにぬれたが動作は問題なし。
ツルにあたる雨の音もあまり気にならず。
釣り以外のインプレッション
標準グラスで町歩きやバイクしてみた。
耳を塞がないのでバイクでも使える。
骨伝導イヤホンはヘルメットかぶるとずれるのでなかなか大変な上に音質が聞いていられなくて1回で断念した。
このBose Frameはジェットヘルメットにあまり干渉しないので、ゆっくり聞いていられる。
環境音も入ってくるので不安がまったくない。
レギュラー決定。
音が良いのと同時に、音漏れもびっくりするほど小さい。
普通の音量で聞いている分には肩を並べるくらいでいても音漏れ聞こえない。
電車で渋谷-日本大通り間座ってTaylor Swift聞いていたが隣に座った人も気になってなかったようだ。
満員電車などでなければ電車移動にも使えるだろう。
今回は椅子の上に置いて「きゃっ」は出来なかったので耐久性は不明。
このblogにしてはだいぶ褒めちぎったbose frameのこうなったら良いなポイント(不満点)。
1. バッテリー容量(スペック不明)が少ないのがやはり致命的。3.5時間再生だと1日遊ぶには足りない。
内蔵バッテリー容量を倍にする、エレクトロニクスを省電力化する、バッテリーを交換可能にするなどで2倍くらいは稼働するようになってほしい。
2. 1のバッテリーとも関わるが、ケースにバッテリーが内蔵されていない。1日使うとすると本体、ケース、モバイルバッテリー、ケーブル、を持ち歩くことになる。AirPodsのようにケースに入れたら充電ができケースで充電できれば本体とケースだけで良いのに。
SnapchatのSpectaclesでもケースにバッテリー付いてるので当然付いているかと思いきや、なし。次のモデルからは標準装備、このモデル向けにはオプション販売して欲しい。
3. サングラス単体でボリューム調整くらいはしたい。
「物理ボタン一つ」というシンプルさが良いのはわかるのだけれど、縁に小さなリボンコントローラ付けるとかでなんとかならないだろうか。
4.充電ケーブルがUSB-Aかつ、おそらく独自規格。
今からならUSB-Cにして欲しかった。
そしてこのケーブル、別売りしてないので持ち歩かないといけない。自宅用、オフィス用、携帯用、で3本は欲しいのに買えない(メーカーに紛失したと問い合わせれば買えるのかもしれないが)。
不満点もいくつか書いた物の、釣行時・バイク時の音楽ソリューションとしてはこれで大分解決したとおもう。
稼働時間だけ気になるのでもう1本買うか、小さなモバイルバッテリーを買うか。
とにかく試聴してみてください、びっくりすると思います。久松と会ったときに久松が持っていたらお貸しします。
試聴しなくても単独釣行多い人だったら買って公開しないと思います。
ここまで書いたが、なんで夏の最後の瞬間である今発売されたのだろうという小さな疑問は解消していない。
偏光レンズがミラーってことは、スキーターゲットなのかもしれない。
それにしても”AR”は何が出来るんだー。気になる。