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    Yoshihiro Saitoh

    シーバスからオフショアまで主にソルトのルアーフィッシングを楽しんでいます。東京在住。東京湾-相模湾-玄界灘。たまに遠征も!

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    ビギナーによるオフショアの不思議-ジギング編

    DATE : 2017.09.11

    CATEGORY : タックル


    ボートシーバスの延長からはまっていったオフショアフィッシング。大海原に出た爽快感。海水魚独特の力強いファイト。夢のビッグワン。まさにソルトドリーマー!

    最初は右も左もわからないので、先輩のオフショアアングラーに教えを請う。勧められたままのタックルに勧めらたままのルアーを勧めらたように動かす。何回か良い思いをさせてもらっての、2シーズン目以降。ここからが全然釣れない。自分で色々な道具を、使い方を、釣行タイミングを、試していくも結果が出ない。そうこうしている間にタックルも増え、ルアーも増え・・・悩みのスパイラルはどんどん複雑になっていく。「なんで前釣れたんだっけ?」

    そんなタイミングで悶々としている現状の「不思議」を恥ずかしながらも公開しようと思います。何年か後に自分で笑い飛ばせたらいいんだけれど。

    大きくはキャスティングとジギングに分かれるオフショア。まずはジギングの不思議から。

    シーバスフィッシングからルアー釣りをスタートした自分は、「マッチ・ザ・ベイト」は当然だと思っていた。ルアー=疑似餌。餌に似せるわけだから、当たり前のことで、魚が食べているエサに近い色・形・動きのものに魚がバイトするのは理解できる。
    しかし、ジギングというこの釣り。数十メートルから数百メートルの深さを「上下」にルアーを移動させる過程で魚に口を使わせる釣りなのだが、感覚的にも理論的にも不思議がいっぱいなのです。

    jigs

     

    不思議その1:そもそも上下運動を繰り返す餌って自然界にいるのかな?

    これが解けないと、ジギングっていう釣りが成り立たなくなる。「弱ったベイトが落ちてくる様を演出云々・・・」も聞いたことはあるけれど、それだけだとジャークの途中に喰ってくる現象は説明できない。謎すぎる。
    なるべく普段の魚の様子に近しいであろう水平姿勢を取るように工夫したり、なんとなく生き物っぽく見せるように、ジグの泳ぐ流れを感じるタックルを使ったり。魚だったら体をくねらすか尾を振るかで泳いているだろうから、シャクるピッチを調整してそれっぽい動きをさせるか、イカみたいに噴射力の強弱で泳ぐのならジグへの入力を抑えるとか。
    状況に合わせて色々やってみてどれがはまるか探るのだけれど、いずれにしても水中をジグが上下に動くことには変わりない。なんでこんなのにバイトするの?

    不思議その2:深いと色がみえないって言うのに。

    太陽光が色に影響を及ぼす水深というのは光学的にも決まっているわけで、それより下のレンジだと色の差はかなり限定されるはず。それなのに・・・色は実際かなり釣果に影響があるのはフィールドでは実感すること。その上グローやケイムラなどもからんでもう選択肢には迷うばかり。とりあえずナチュラルカラーとグローを揃えるようにはしていますが、ゼブラ柄に連発とかもはや意味がわかりません。

    不思議その3:ジグってデカイんですけど!

    青物用のジグで200gクラスともなると、長細いものは20センチを超える長さに。スロージギングのジグも、不思議と体長の半分くらいのジグに根魚は平気でバイトしてくる。こんな餌いなくないですか?少なくとも海の中には…「ジグの向かってくる方向でシルエットが変わるのでサイズはごまかせる」という理論を読んだことがあるのだけど、水中動画を見ると、フィッシュイーターっはそんな単純な餌の追い方はしなくて、ジグの周りをまとわりつくように泳いできてから口を使うように見える。それなのになぜこのデカい金属棒にバイトするの??

    不思議その4:ワンピッチワンジャークの謎

    ジギングの基本中の基本ともいえるワンピッチワンジャーク。ロッドアクション一回につきリール一回転をリズミカルに動かすことで、ただの金属の塊であるジグに命をあたえる作業、なのですが・・・オフショア用のリール1回転の一巻き量はだいたい100cmを切る程度。ハイギアだと100cmオーバも普通だ。この距離を一気に動くベイトもまた見当たらない。実際にはラインの抵抗、ロッドの弾力で動いている位相の距離はその半分程度にしかならないはずだけれど、このリズムで動いている餌を自分は知らない。

    そして、東京湾のタチウオジギングに至っては1-4まで「全て」が!謎。棒みたいなジグをただただ巻いて誘ってくるだけだで釣れたりしちゃうからもう訳がわからない。タチウオ自身が縦に浮いてる魚だから共食いのノリなら上にスーって動いていくのはアリなのかな。でもそれならなんで紫とか派手めな色が好きなんだろう?

    こうして悩みながら道具を揃えて、試して、結果が出たり、同じパターンは二度となかったりを繰り返しながら、自分なりの解答が出せていく過程がまた修行っぽくて楽しい。

    「あー、アングラーで良かった!!」

    というブルゾン風の締めで、次回はキャスティング編へ。

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