YAMAHAさんが主催するスマ免を利用して2級小型船舶の免許を取得してきました。
BURITSUでも3名が既に取得をしているボート免許。流れの説明はその特設サイトで追って頂くとして、今回はこのスマ免を使った試験合格テクニックを。ええ、49点/50点満点で合格した(筈)なので「超」上から目線でお届けします。試験に明け暮れた辛い青春を過ごした団塊ジュニア世代として、昔取った杵柄で効率的な学習方法を皆さんにお伝えしたいと思います。合格率は9割を余裕で超える試験なので、余程のことが無い限りは落ちる事は先ずないと思うのですが。
注意1)このハウツーはあくまで私の私見によるところで、合格を保証するものではありません。
注意2)実際の海上での船舶の航行には、この試験合格だけでは知識・経験とも不足しています。経験者との複数回の十分な経験を積んで慎重な操船を心がけてください。安全第一。
ステップ1 「スマ免」を理解する
スマート免許でスマ免。なにをもってスマートかというと、ボート免許は学科試験と実技試験の両方での合格が求められますが、そのうちの学科の講習をオンラインで行うことで受講者が効率的に勉強するためのもの。スマートフォンやPCでの学習が可能です。後は免許取得の手続きやら送付やらを代行してくれるサービスが付属しています。
学科の講習に通ったりするのが大変だったり時間がなかったりする人が、2日間の拘束(1日目が実技講習、2日目が学科・実技試験)若しくは1日の拘束(実技講習・学科試験・実技試験を1日で)すませられるのがポイント。自分は1日の拘束ですむスマ免1日コースを選択。
平日が試験日なので一日有給をとりましょう。夕方4時くらい迄はかかるので夕方の予定はNG。夜の予定はOKです。
ステップ2 スマ免のサイトを理解する
受講申し込みをするとIDとパスワードが。ログインすると大別して4つのカテゴリーに別れます。
1.学科講習講座(音声が出るオンライン講習)
2.過去出題問題500問
3.試験シミュレーション
4.暗記対策集
ここで先ず最初に3をやってみましょう。理由は後述。ちなみに4は、、、自分は無くてもいいかな!と思いました。
ステップ3 学科試験を理解する
学科試験は50問。内訳は
・操縦者の心得及び遵守事項 12問
・交通の方法 14問
・運航 24問
このうちそれぞれを半分以上正答。かつ、トータルで33問以上を正答が合格ラインです。
つまり苦手な分野でも半分を正答すれば大丈夫です。例えば交通の方法が苦手で7問正答でも、操縦者の心得が10点、運航が16点取れればで合計33点になります。
ここで先ほどの3.試験シミュレーションをやってみた結果を見てみましょう。
どうですか、全く勉強しないでも半分近くの点数はとれたのではないでしょうか?一般論や常識論、また、明らかにおかしい選択肢をはずして消去法を行えば、そのくらいにはなると思います。
この「一般・常識」というのはとても重要なキーワードで、ようするに免許を取得させるにあたっての正常な判断力を持った人間を判定するということがかなりのウェイトを占めているいるということです。
それをベース点として、あとは船舶独特のルール/用語を理解して追加点を取るということです。
ですから「常識問題の取りこぼしは絶対に避ける」ことが重要です。
ステップ4 学習計画を立てる
これなくしていきなり講習をスタートしたりしてはいけません。問題数の多さに心が折れます。
平均学習時間が4-5時間という情報もありますが、これは危険です。なぜなら大抵の受講者は学習時間を少なく申告しがちだからです。
1晩数時間の時間がとれるとして、連続していない最低3晩分の時間は用意しましょう。スタートは試験日一週間前くらいで大丈夫。あまり早く始めても忘れちゃいます。
1晩目。まずオンライン講習:これはPCでやりましょう。画面が大きい方が良い筈ですし音声もでる。ほぼ一度しか見る事がない講習になりますから真剣に。わからなくても覚えきれなくてもとりあえず一回最後迄通しましょう。一晩はこれで終了です。
2晩目。練習問題をスタート。できるかぎりのスピードで全部最後迄通します。問題数の量がかなりありますので「スピード重視」です。正誤の確率はあまり重要ではありません。イージーミスもOK。試験問題として自分が間違えるところの癖を知る事が大事です。
ポイント「間違えたところの番号をメモする事」
3晩目。これは試験前日の日に。2晩目にやって間違えたところの番号の試験問題のみやり直します。改めて間違えた部分はメモしておいて、またやり直します。これで間違えた問題は都合3回、目を通したことになります。
この過程でわからない部分があれば(特に計算問題とか、形象物や標識について)気になる人は講習をその部分だけ見返してもよいですが、時間に余裕がある人向け。
これで学科学習はフィニッシュ。2回間違えた部分、大丈夫かな。。。と思いますよね。全問正解する必要はないからこれで大丈夫です!と思い込みましょう。
そしてこの日はもう一つ重要な事。ロープワークの練習。YAMAHAさんから実技試験の流れの案内とロープワークの説明、練習用ロープが送られてきますからそちらを使用して練習。ロープワークは1h、実技の流れに目を通すのに15分〜30分かかりますので、1.5時間はここにかかります。
スマートフォンを利用したちょっとした手間の間に学習を、、、というもの。これは上記のまとまった学習の合間のあくまで+αでと割り切りましょう。やるのは練習問題のみ。これもスピード重視で正誤にこだわらずにバンバンやっていきましょう。ゲーム感覚で反射的に回答していきます。メモを取るのはやりにくいと思うので、苦手な分野のところを超高速で流して行きます。
これが最低限。もちろんこれ以上の学習時間が取れるならさらに良しです◎
ステップ5 実技講習
こちらはメモをとりながらしっかりと聞く。試験のポイントも教えてくれるので、メモをとれるようなペンを持って行きましょう。講習につかう資料がツルっとした紙なので鉛筆だと書きにくいし、濡れたりもするから水に強いペンをオススメします。
ステップ6 実際の試験
実技試験は項目別に減点法でチェックされます。車と動きの特性がだいぶ違うので戸惑うと思いますが、重要なのは「安全な航海をすること」なので特段難しいテクニック等は求められません。いつでも前後左右の安全確認をすること。確認過剰はマイナス点にはなりません。そして、しっかりと声に出す事。そして急な動きをしないことを心がければあまり心配はいらないと思います。
テストされている、というよりは、試験も「教官に教えて頂いている」という気持ちで臨むことをおすすめします。わからなかったら聞いても良いそうです。1項目くらい出来なくても合格ラインです。
学科試験は
・常識問題を絶対にとりこぼさないこと。
・わからない、自信がない項目があったら後回しにして落ち着いて。4択なので読み返すと明らかに違うだろうという項目がある問題もかなり多い。消去法で少しでも正答率を上げる努力を。
合格すると次の様なメールが!!キャプテン誕生です。
ひとつだけ、こうして欲しいな!ということ
オンラインでの学習はストレス無くスムースに行えますし、なにより一日の拘束で免許取得できるのは本当に楽です。
2日に分けると忘れちゃいそうだし、スマ免1日コースをお勧めしたいです。
ひとつだけリクエスト。それはオンラインの練習問題。
効率的な学習をするには練習問題を回数こなすのがてっとり早いのですが、間違った所がマークできない。
間違った問題をマークできて、次回はマークした問題だけをソートして出してくれる様な機能をつけて練習問題がカスタマイズできるといいなと思いました。是非この点の見直しを、、、
もう免許とってしまいましたが、これから受講する人の為にも検討して欲しいと思いました > YAMAHAさま。
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