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    Yoshihiro Saitoh

    シーバスからオフショアまで主にソルトのルアーフィッシングを楽しんでいます。東京在住。東京湾-相模湾-玄界灘。たまに遠征も!

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    魚を釣って貰うには!キッズのボートシーバスチャレンジ

    DATE : 2014.11.26

    CATEGORY : その他, シーバス, 釣行記


    BURITSUは「釣りの楽しさを伝えたい・拡げたい」という思いがあって活動をしています。Tシャツやパーカーにある「no bite  no fish」というコピーは、釣れなくっても楽しいぜ!釣れない釣りも価値があるんだよ!楽しいよ!!という意味も兼ねているのです。

    が。。。

    その楽しさを拡げて行く為に、あまり釣りの経験がない人、女性や子供を連れていくとしたらどうするか。そこにはやっぱり成功体験が必要だと思うのです。要するに釣れる釣りをしてもらいたい。それを何度が体験したらそのうち自分でタックルを揃えるようになる。これはもう釣りにはまって行く段階。そこまでなんとか持って行きたい。

    とはいえ自然相手の釣りには絶対はないし、特に東京に住んでいると手軽に釣りができる身近なフィールドっていうものがない。フナが釣れる小川もないし、雑魚釣りができる沼もまた少ない。 贅沢かもしれないけれど理想的なのは魚の強烈な生命感のある引きを体験してもらえること。圧倒される躍動感をその手中におさめること。

    そんな釣り物はないのだろうか。。いろいろと試行錯誤が続いています。


    いざ実践、ボートシーバス!

    連休の最終日、以前から「釣りにつれていけ」オーラが出ていた10歳のキッズをダシにしてその試行錯誤の実践をしてみました。

    釣り物は「シーバス」和名はスズキです。 やっぱり東京で引きが強い魚といったらこれでしょう。一年を通して東京湾内を回遊し、80cmを超える大型の個体も居る。小魚を捕食するため、魚を模した疑似餌であるルアーを使って狙うゲームフィッシングの対象魚です。

    比較的物陰や暗部を好む習性から、橋桁のそばや防波堤の際、水中の障害物の近くを回遊する個体が多く、ルアーをそのギリギリに通すテクニックが一般的には必要になります。または釣り人がブレイクと呼ぶかけ上がり(急に水深が変化する場所:例えば航路など)を正確に狙う必要があります。

    ただ、季節や場所によってオープンな海域で群れを作って回遊することもあり、その魚を狙うことができたら、比較的簡単に釣らせることができるかもしれない。

    そんな事でガイドさんが操船してくれるボートでのシーバス釣りを選択しました。 キッズが居るので知り合いだけ船を貸し切るチャーター便です。乗り合いにすると初心者が同船することで他の釣り人たちがストレスを感じてしまう可能性を心配してのことです。 朝早く出船するので自宅から近い羽田から出る船を選びました。今回のガイドさんは

    FISHING FREAKS

    2艇体制で構える実績のあるシーバスガイド船です。電話で相談すると、オープンエリアまでの遠征便をおすすめされました。近場のポイントはどうしても狙ったところにルアーを投げる能力が必要になるのでと。

    2人でのチャーターは勿体ないので北畠部員を誘って、さらにWebで声をかけてもらってデザイナーのMNさんに参加してもらい4人での釣行となりました。


    富津のオープンな海域へ移動

    朝5時30分出船。羽田から1時間位の行程でポイントである千葉県富津に到着。船長は経験と様々な情報を駆使して細かく場所を移動していきます。アングラー(釣り人)はルアーを投げてリールを巻く作業を繰り返して魚にアプローチしていきます。巻く速度を替えたりルアーを替えたり探る水深を替えたりといろいろやるべき事は多いのですが、その前にまずはキャスト=投げられないと。

    cast

    キッズはミヨシと呼ぶ船の先端に優先的に入って投げさせてもらう。慣れないと飛距離もでにくいのでなるべく前に入ってもらう方がいい。最初はつきっきりでキャストしてあげたりもしたのだけど、だんだん自分で出来るようになって来ました。

    ガイドさんは風向きを考えてポイントに対してフォロー(追い風)になるように船を向けてくれます。そしてMNさんがファーストヒット!ただ、潮も澄んでいてそれほど状況は良くない模様。おそらくは船中の大人全員が「今日はあんまり釣れないんじゃないかな。。。。」と思い始めていました。

    そんな矢先に、ボイルが!ボイルとはお湯が沸くように魚が餌を捕食して水面がバシャバシャ言う状態を指すのですが、要するにチャンスタイムです。
    そして、自分にもヒット。掛けた魚を竿ごとキッズ渡してファイトを愉しませようと思ったのですが、その前にフックアウト(針が外れる!)

    船長:「ちゃんとフッキングさせてから渡さないとー(笑)」

    はいすいません。そしてもう一度同じコースに船を回してくれる船長。ついに待望の瞬間が。。。


    キッズにシーバスがヒット!

    竿が大きくしなって引きに耐えている模様。

    おー、まあまあ大きいんじゃないか!?

    「絶対バレるなよー」と願いながら、いや口にしてたかもしれませんが(笑)後ろから皆で声をかけながら見守ります。

    「竿寝かせてー立てない立てない」
    「焦らない焦らない」
    「ゆっくり弱らせてからで大丈夫」
    「糸と竿真っ直ぐにしちゃだめだよー」

    そんなにいっぺんに聞けるか!!!!

    って感じでしょうねwwww本人からしたら。

    ファイトタイムが少し長くなって、竿がのされる感じになってきたら、船長から「ドラグ少し緩めてあげたら」と冷静なコメント。ドラグというのはリールから糸が出て行くテンションを調整する機構で、これがあることで細い糸でも切れないで魚をキャッチすることができる。少し緩めると糸が出やすくなって魚が泳いで糸が出て行く分、体力を消耗させることができる。

    そして、魚が見えてきた。

    おおおお。 結構大きくないか?

    歓喜の(本人よりも回りの大人が安堵の歓喜)のランディングシーンはコチラ。

    なかなかのサイズのシーバスです。

    heavy

    重くてなかなか持ち上がらないので二人羽織での撮影

    seabass!

    後ろには私が隠れてます。手だけ不自然でしょ(笑)

    これで一安心!その後は大人もも心置きなく自分の釣りに専念。イナダやマゴチ・ヒラメも混じり、全員がそこそこのサイズの魚をキャッチ。キッズも3-4本のシーバスを釣る事ができました。なんと前半戦だけなら竿頭ペース。

    sunglass

    ポイント移動中の一コマ。だいぶ余裕が出てきたようです。 大満足の釣行で本人も笑顔です。ボートでのシーバス釣りはこうして皆で楽しくやるのが良いですね!
    季節によって場所も変わりますが、こうやって皆さんを釣りの世界にハメて行きたいと思います。

    結論:今回のボートシーバス実践は、大成功です。

    船長、北畠さん、MNさん、ありがとうございました!


    やっぱりガイドさんは凄い

    釣らせる事を生業としているガイドさん。帰りの道中にイロイロと「釣らせるにはどうしたらいいか」と聞いてみたら深い話も聞けました。とにかく釣り人を良く見ている。

    ・ポイントへのアプローチの距離感(少し離れた所から入ってく)
    ・情報収集とパターン付け ・風向きと潮流に併せて投げやすい船の向きを保つこと
    ・その日のパターンを掴む為のリールの巻き速度の判断
    ・お客さんが気分が悪くならないように安定させる操船技術

    などなど。

    船舶免許を取得したことをお話したら安全な所を選んで、少し操船を教えてくれました。

    ship

    只今テスト中。前に見える潮目にそってお客さんに釣りをさせるにはどういうボートポジションを取るべきかどうか。

    「ブーーーー」

    やってみたけど勿論不正解w。今後もガイド船をお願いすべきであることを強く再認識しました(笑)


    当日同行してくれた北畠氏Blog「カイロおじさん編」はコチラより

    TACKLE DATA

    ROD:DAIWA/SALTIST BS 70M
    REEL:DAIWA/LUVIAS 3012H
    LINE:DUEL/PE X8 0,8
    LURE:OSP RUDOLA SW SINKING

    FIELD DATA

    富津

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