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    Shota

    パックロッドを中心に、ライフスタイルとしての釣りを提案するメーカーHuerco(フエルコ)に所属しながら、世界各地を釣り食べ歩くフィッシングピーターパン。厳しい釣りを強いられても、持ち前のハッタリと語学力で切り抜ける「適当さ」が武器。BIGFISH1983ジャパンアンバサダー、Rマジック・TONEDTROUTプロスタッフ、Patagoniaプロセールスプログラム。ネギとタマネギが食べられない。焼きそばはペヤング派。

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    屈斜路湖のヒメマスを求めて The Great Escape.

    DATE : 2018.12.06

    CATEGORY : トラウト, 国内釣行


    ええ、前回の十和田湖のヒメマスを求めて The Great Escape.をそのまま引きずってみました。十和田湖ではヒメマスに会えはしたものの、どこか不完全燃焼の釣果だったこともありまして、10月の北海道遠征の中にもヒメマスを絡めて行ってきました秋の屈斜路湖。いや〜、とにかくデカイ湖でした。タイトル通り、これ本当にグレートエスケイプ。

    さて、ヒメマスって何?っていう項目は前回のヒメマスの記事に任せてグイグイといきましょう。要は綺麗でカッコよくて野生的で、産卵期じゃなければ美味しい魚だよって話です。そして狙うは産卵を控えた婚姻色&体型のセッパったヒメマス。

    十和田湖のヒメマスを求めて The Great Escape. はこちらから

    屈斜路湖、とにかくデカイ

    屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖で、湖の水面全てが凍るという全面氷結する湖としても日本最大だそうな。え、あの湖が凍るの!?って感じです。まるで海でも凍ってしまうような、そう感じるぐらい大きな湖。10月も下旬、紅葉もピークを過ぎたところではあったけど、非常に美しい場所でした。そして湖に目を凝らすと、沈んだ落ち葉に混じってところどころにヒメマスが群れているではないか。

    かなり昔(1850年とか)はヒメマスの他にもイトウやウグイなど、自然の豊富だった湖だったそうですが、昭和13年の地震の際には、それをきっかけに湖底から硫酸塩が吹き出して魚類は一時ほぼ全滅。そこから徐々に酸性も弱まっていく傾向になって、今ではそんな湖の過酷な環境にも絶える事の出来るウグイや、放流されたニジマス・ヒメマス・アメマス・サクラマスなどが生息しているらしい。こんな見た目に美しい大自然にも、色々とあって、きっと色々な人の努力で釣りが成り立っているんだと思います。

    釣り方はやはりリアクションメイン、沖ではスプーンも

    釣りはというと、十和田湖に続きやはりサスペンドのミノーが中心。だけど季節的なものもあるのか、スプーンでもかなりの数が釣れた。しかもスプーンで釣れるのはほぼほぼメス。なんでなのかな?と考えながらウェーダーの足元を覗き込んでいると、ちょっとその謎に近づくような出来事が。

    群れが行ったり来たり、またはネスト(産卵床)を守るかのようないくつかの行動パターンやグループに別れている中で、オスは追い払うためにぶつかって行ったり、口を大きく開いで威嚇するような動きなのに対し、メスの執着心の凄いこと!噛み付いた相手の、さらに尾びれの付け根を加えて離さずに、2匹が繋がったままもんどりうっている光景を何度か目にしました。

    うーん、だからメスのバイトは異様に深いのかな?ミノーにしてもスプーンにしても、半分丸呑みみたいな釣れ方をしていて、一方オスはどうにか下あごに掛かるとかそんな感じで、加えたのをしっかりとサイトで確認しないとなかなか釣れないようなレベル。

    しかしコレが面白くて、朝だけヒメマスやって阿寒湖に移動しましょうなんて言っていたのに、一同完全にこのテクニカルで癖になる釣りに没頭してしまうのでした。しかしあの海外の写真で見るような、毒々しいぐらい真っ赤なヒメマスって日本にはいないのだろうか?この控えめな緑と赤も綺麗だけどね。

    デリカと北海道1900km走破の旅

    実は今回の遠征は札幌に降り立った後に、レンタカーで道北・道東・道南を走り回るロングドライブ遠征。そこら辺の模様は今月発売になるアングリングバスに書かせて頂いたので、そちらもぜひ読んでみてくださいね。

    ニコニコレンタカー千歳美々店さんで借りられる釣り仕様、今後もっと釣り人に優しい機能を追加していくそう。今はRマジックのステッカーのみw

     

    しかしこの時に実感したのは車の差。僕は軽バンを釣り仕様というか、常に車中泊ありきで釣りに出かけるのだけれど、長距離運転はやっぱり辛い。それこの前回の十和田湖のヒメマスの時なんて、あまり距離感も考えずに行きますと答えたものの、その後の休憩入れて7時間半のドライブは結構堪えた(笑)

    そして今回の旅ではデリカD5を借りたのですが、僕からするとまるで未来のクルマ。3,4時間のドライブなんてあっという間で、コレなしではこの旅はやり切れなかったなぁとしみじみ思います。次もしも車を追加出来る時が来たら絶対デリカが良い!最近モデルチェンジして、その新しいデザインには賛否両論あるみたいだけど、僕は実は嫌いじゃないっす。デリカ歴?が短いからなのかな。まあいつの時代も「新しいもの」って最初は色々言われるものなんですよきっと。

    The Great Escape. をするなら北海道

    一度北海道に行った人間で、もうあそこはいいや、なんて言う人はきっといないのではないでしょうか?国内とは思えないスケールかんと美しい自然、そしてトラウト好きなら特に、その魚影の濃さには驚かされるはず。

    今回素晴らしい写真をたくさん撮っていただいたトミーさん

     

    いやトラウトだけではないんです。以前カラフトマスを釣りに知床の方へ行った時なんて、ロックフィッシュが釣れ過ぎて、楽し過ぎて、飽きるを通り越して覚醒し、ほぼ眠れなかった時もあったぐらい。LCCとレンタカーを使えば、高速を使って遠くへ遠征に行くよりもリーズナブルなケースもあるぐらい。パックロッドも加われば、荷物のストレスも軽減出来てもっと旅が気軽になります。

    今から計画を立てて、来年の夏の遠征一発目は是非北海道にエスケープしてみてはいかがでしょうか?

    HuercoXT511-5S

    TACKLE DATA

    ROD: HuercoXT511-5S, Huerco
    REEL: stella2000S, shimano
    LINE: PE(0.6)+Leader 5lb, VARIVAS
    LURE: etc(DUO, ALFRED, Hand made)
    EYEWEAR: BIGFISH1983

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