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    Yoshihiro Saitoh

    シーバスからオフショアまで主にソルトのルアーフィッシングを楽しんでいます。東京在住。東京湾-相模湾-玄界灘。たまに遠征も!

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    東京湾で鯛を釣る-ガチ練習編

    DATE : 2015.02.22

    CATEGORY : シーバス, タックル, マダイ


    前回はファミリーフィッシングだったタイラバ釣り。
    落として巻くだけのシンプルな釣りなのだけれど、巻き速度、タイラバのヘッドとスカートの組み合わせ、形状、重さ。
    本当に微細な違いで釣果も変わる細やかさに魅せられてガチで練習しようと思い東京湾は久里浜沖に繰り出しました。前回はAbuGarciaさんよりお借りしたロッドでチャレンジでしたが、今回は購入して臨みました。


    タックル準備

    ロッドはヤマガブランクス SeaWalk Tairubber 65ULを。ヤマガブランクスはシンプルなデザインが好きなのと、国内生産でメンテナンスの対応が素晴らしいメーカー。最後までジャッカルのロッドと迷ったのですが、リールとの見た目のバランスで。ラインナップの中でもULを選んだ理由は前回の釣行で感じた通り、バイトを弾かないことを最優先してのこと。長さも6.5feetは長い部類ですが、これは遠征時のドテラ流しを想定してのこと。

    rod_seawalker

    上下逆さまでゴメンなさい!

    リールはシマノオシアカルカッタ201HG。ラインは今回はPE0.6まで落としました。この時期の東京湾のポイントは80mの深さなのでロングハンドルへの交換を自分はおすすめします。疲労が少ない事で釣行の後半でも等速巻きができる。

    reel_oceaculcutta

    ハンドルはスタジオオーシャンマーク

    タイラバは徐々に増やして行きたいのですが、最初はメーカーを揃えたほうが戦略を考えやすいのでDAIWAの紅牙(KOHGA)シリーズのベイラバーフリーを中心に、カラーとウェイトをいくつか揃えました。80gが基本となります(水深=重さがベースとなります)

    tairubber

    やってみると分かりますけど全然足りません
    ヘッドのバリエーション、スカートの形状、フックシステムなど

    タイラバのヘッドとスカートの色の組み合わせは順列組み合わせが天文学的な数字になる。極端な話、違うメーカー同士の組み合わせもできる。コンパクトな荷物でも多様なバリエーションが出せます。これがまずタイラバの面白いところです。シーバスのルアーもこんな発想で作ってほしい。


    実釣

    羽田から出船する遊漁船にお世話になり、ポイントまで約一時間。航路のブレイクが絡むエリアを流して行きます。
    80mから徐々に水深が上がってくるので底取りを丁寧にしながら根気よく巻いていきます。

    60_3500

    午前中の下げ潮が効いているタイミングで60cm/3.5kgのグットサイズ。
    底取りからセオリー通りのタッチアンドゴーで等速巻き、、、と言いたいとことなのですが、5-6巻きくらいからリーリングに抵抗がでるので、潮の流れの違いがわかる。その棚に入った時に巻き速度を落として’スローにしたら前アタリなしでいきなりヒット。実はこの前に乗らないアタリが何回かあったので、超慎重にファイト(笑)。ロッドは胴から曲がっているけれどまだまだタメが作れている。時間はかかったけど浮いてきたタイはお腹もぷっくり。

    ここから時合い突入?という感じで船中アタリが頻発するも乗せきれない。そんなタイミングでまたも前アタリなく、いきなり竿先が入る。

    「おお、ドラグ出、、、出る!!」

    ハリスは2号にしていたので、正直危ないなーと思いながらもいなしながらプレッシャーをかけていく。体感5分(多分実際は2-3分w)するとやっと底からはがせた感があって、ようやくドラグを少し締めて巻きあげていく。何度かツッコミをかわしてあがってきたのは。。。

    70_4600

    ジャーン。70cm/4.6kg。立派立派。

    70up_head

    このサイズになると口もかなり大きい。タイラバくらいの大きさの餌は一飲みにできるから前アタリがなかったのかもしれません。フックは段差のフック(デフォルトのまま)でしたが両方フッキングしていました。

    tairubbber

    ヒットタイラバのカラー。ゴールド/オレンジ系。

    ここまでの展開は出来過ぎな感じ。本番は午後の上げ潮だと船長共話していたのですが、上げ潮になると潮が動かない!船長曰くタイは潮があたる感じが良いとのことでしたが、ゆったりとした潮の動きで魚探にも移らない。
    それでも根気よくひたすら巻き続けます

    ・タイラバの種類を変えて「巻いて」

    ・速さを変えて「巻いて」

    ・場所を変えて「巻いて」

    ・疲れても「巻いて」

    ・人間もなんか食べつつ「巻いて」

    やりきりましたがほとんど反応なし。ショートバイトのようなアタリはあったのだけれどほとんど反応らしい反応はなく、この日は終了としました。

    books

    あまりにも釣れないので持ち込んだ本を見ながらの試行錯誤(笑)もう見栄も衒いもない状態で頑張りましたがダメでした。

    10時間近い釣行で、後半無反応というメンタルにダメージの残る流れだったので、帰り際にちょっと寄り道してもらいました。

    seabass

    お友達の梅ちゃん。癒しのシーバスゲットは60cmオーバーです。ジギング、楽しんでもらえたかな?


    まとめ

    といいますか備忘録代わりにメモ。

    ・シンプルな釣りだけにタックルは超重要。潮の差が読めるように感度が高く、バイトを弾かない柔い竿。安定した巻き力を持ち、でも重量は軽いリール。自分はやはりハイギア推し。
    ・タイラバはスカート形状含めてバリエーションがあったほうがいい。
    ・船長の奥様(いつも一緒に乗ってる素敵なご夫婦なのですよ)は電動リールでのタイラバ。これは等速巻きにも深場の攻めにもかなり効果的。要するに欲しい。SHIMANOさんからフォースマスターの300が出るんですよ。。。高いけど。。。
    ・今回はサイズが良かったけれど、数を安定して出せるようにするためのトレーニングをしないと。

    基本は落として巻くだけのシンプルな釣りなので、初心者でもできる釣りものです。通年できる釣りものなのでもう少し通ってノウハウを掴みたいと思います。

    double

    次回:東京湾で鯛を釣る-鯛のフルコースに舌鼓-編に続きます。。。

    取材協力:のんちゃん丸

    TACKLE DATA

    ROD:SeaWalk Tairubber 65UL/yamaga blanks
    REEL:OCEA CULCUTTA 20IHG/SHIMANO
    LINE:PE 0.6
    LEADER:フロロカーボン2号
    LURE:紅牙ベイラバフリー80g

    FIELD DATA

    久里浜沖

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