タチウオに続いての参戦になりましたオーシャンドミネーターのジギングサーキット。東京湾の20-40mの浅場をライトタックルで攻める冬のスポーツフィッシングの大会です。主催はTIEMCOさんで、時間内に釣り上げたシーバス3尾の合計重量で競います。タックルやルアーに対してのレギュレーションは特にありませんが、持ち込みタックルは2セットまでとなります。
今回はTIEMCOさんからロッドをお借りしました。ジャンピングジャックカナルトーナメントエディションのジギングスペシャル。もともとキャスティングモデルのブランクスにジギング用のグリップをつけたロッド。プラクティスから使用したのですが、ジグが水流を掴んで動くのがよくわかる感度の良さ。このロッドにリールはちょい投げのキャスティングも想定してSHIMANOエクスセンスDCの組み合わせです。
もう一本は浅場でのバイブレーションやスピンテールの手返しを考えてスピニングのキャスティングタックルを組みました。ボートシーバスのタックルです。
これは競技当日の65cmくらいのサイズのシーバスとのファイトシーン。この日の釣果の中ではまあまあサイズの魚ですが、ここまでは割とすんなり曲がりますがこの先はかなり粘ります。リールのドラグをちゃんとしておかないと細糸だと切れます(切れました。。。)
プラクティスの印象通り、軽く感度が高いのでジグの違いを巻きで感じられるし、バイトも弾かないのでシーバスジギングにはぴったり。専用設計はやはり違います。普段はタチウオなどでも使えるもう少し重たいジグが背負えるロッドを使っているのですが、競技ともなるとこの繊細さが嬉しい。
で、肝心の試合の結果は、といいますと。。。
3尾で4250gでした。。。。
この成績がどの程度かっていうと、我々が乗船した中山丸(船内の平均ウェイトが3000前後)では2-3番手です。。が、参戦した船別の最高位は横浜新山下の渡辺釣船店A船の平均なんと4260g!
全体の平均よりは良いんでしょうけれど、、、まあ、気分的には惨敗です。この日の敗因をいろいろと考えみました。
ヒットパターンについて
この日は多くのアングラーが「渋い。。。」「魚が口を使わない。。。」という印象だったと思います。潮位も競技時間内では30cmしか動かない。ジグをローテーションし、巻き速度を変え、時にはジャークも試しても反応が薄い。たまにヒットするもスレ掛かりも多かったようです。前半戦のあまりの不甲斐なさに後半は
「皆と同じことしていてもしょうがないだろう!」
ってことで思い切ってパターンを変えてみました。
後ろのロッドに微かにシルエットが!
スピンテール!なのですけど。。使ったのはコレでした。
via : http://www.ja-do.jp/new/products_salt/pd_fujisawa/omokurudomesty/omokurudomesty.html
邪道のオモクルドメスティ。ぱっと見はスピンテールですが、なにが違うかっていうとそのウェイト。42gと85gがラインナップされていてこの日自分が使ったのは85g。フォールも早いので乗り合い船で使っても糸ふけで迷惑を掛けないし、ボートプレッシャーの掛かっていないゾーンを責められる。
このルアーをアンダーハンドでキャストして底を取りながらゆっくりただ巻きしてきます。この感覚はショアのシーバスフィッシングのバイブレーションでのボトムズル引きと同じです。このパターンで後半なんとか魚を掛けられるようになりました。
ですが、、、向かいに入っている渡辺釣船店のアングラー達は、相当高速巻きのジギングで、もう見てわかるくらいバンバン魚が上がっている。なんだろうこの差は!?
チーム戦略の違い+「超」高速巻き
自分は渡辺釣船店にも乗船したことがありますが、アングラーへの指示が細くて、指示棚だけでなくアクションにもアドバイスがかなり入ります。以前ここの女将が
「ジグはコマセだから混んでる方が釣果が良い」
と言っていたのを思い出しました。船中全員が高速巻きからのフォールを繰り返すことで、魚を寄せて居付け、活性を上げていくことで安定した釣果を出して行くのではないでしょうか。
そして男子アングラーが全力で巻く「超」高速巻き。一月に蘭知亜部員と遠藤部員ととある撮影帰りにジギング船に乗ったのですが、その時ベイトのロッドを持っていなくてたまたま積んでいた青物のスピニングのジギングロッドに中型スピニングというタックルで高速巻きを試したら竿頭の釣果でした。食いが悪くなるとスローな釣りを選択しがちですが、ちゃんとアピールし続ける釣りも時には有効。この引き出しは自分も持っていたはずなのに試し切れませんでした。
超高速巻きは疲労も激しいので、ハイギアでパワーのあるタックルで臨むか、自分はちゃんと左手(竿を持たない手)でのラインコントロールができるのであればスピニングのジギングも選択肢に入ると思っています。フォールのあたりはスプールを押さえてあわせを入れてから、ベイルを返してファイトしても間に合います。ラインをフリーにできるのでストラクチャー際へのちょい投げの時に真下にジグを落としやすいのもメリットです。
まだ試し切れていないのはフックセッティングの工夫。TIEMCOの方にオススメいただいたシンプルなフックシステムはトラブルが少ないし、シングルフックは競技の時にはネットへの絡みも少なくて助かります。リアフックは大きさを変えてジグの泳ぎを変えたりするテクニックも。こちらは高速巻きの時はトレブルの方が絡みが少ないので自分はトレブル派です。スローの時にはフックサイズを下げたり、アシストを使ったりと。ここは研究が必要。
・・・書いているうちにまた行きたくなってきました(笑)週末いってこようかな。
参加賞!
参加賞のネックゲーターはThisulate入り!暖かい。コレは嬉しい商品でした!いつかは賞品が頂けるように修行あるのみです。
TACKLE DATA
ROD:TIEMCO Jumping Jack Canal Tournament Edition Jigging special
REEL:SHIMANO EXSENCE DC
LINE:DUEL x8 PE 0.8
LURE:JADO Omokuru Domesty / TIEMCO Oceandominator centerbalance 60g 80g
FIELD DATA
東京湾:川崎沖
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