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    Yoshihiro Saitoh

    シーバスからオフショアまで主にソルトのルアーフィッシングを楽しんでいます。東京在住。東京湾-相模湾-玄界灘。たまに遠征も!

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    一級小型船舶+3級海上無線の免許を取得してきました

    DATE : 2015.11.15

    CATEGORY : その他


    昨年取得した2級小型船舶の免許。

    全く操船してない、、、、のですが、一級にすることにしました。24メートル未満の船であれば、これで航行の制約はなくなりますので理論上は世界一周できます。ちなみに2級ですと沿岸5海里(9キロ)までしか航行できません。

    当然試験は必要ですが、「ステップアップ」という二級から一級にアップグレードするやり方で簡単?に取得できます。プレジャーボートで出るくらいだったら2級で十分ですが、東京湾からですと大島に行ったり、相模湾で魚を追ったりするには微妙に5海里ラインを離れてしまうこともありますので!

    今回は横浜ベイサイドマリーナのYAMAHAさんのスクールにお世話になりました。

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    講習を1日受けて、別日に試験です。二級と一級の大きな違いは遠洋を航行できるか否かなので、その知識が必要となります。大雑把にいうと次の2項目がちょっとネックになる。

    1.ディーゼルエンジンの構造 > 燃費のことや船のサイズのこともあってガソリン中心のプレジャーではなくディーゼルエンジンについての知識が問われます。逆に2級だとガソリンエンジンメイン
    2.海図 > 航行の計画を作ったり、360度何も見えない会場で自船の位置や動きを知るための知識。

    まあでもなんといっても、、、

    海図。

    でしょうね、、問題は。この年になってコンパスを使ったりすることに慣れてないのと、「海里」「緯度」という普段使わない長さの単位を使わなければいけないことがネック。

    IMG_9759

    自分は建築・内装の設計が仕事なので、図面慣れしていることもあって比較的早く対応できましたが、とにかく角度や寸法測定が少しでもずれると結果が全く変わってしまうので、「できるだけ、正確に」作図をするのがコツです。角度は0.1度ずれても、測定は0.1mmずれてもダメっていうくらいの意気込みでちょうど良いくらい。

    角度の測定にはコツがあって、かならず反対側の目盛りも含めて3点を通る線を押さえること。例えば20度を測りたかったら、20度ー円の中心ー200度を通る線を押さえると角度が正確になる。

    距離の測定も、かならず基準寸法は計測する部分の近似の緯度線で測定すること。
    (海図触ったことがない方には????って感じだと思いますが、やってみればわかると思います)

    正直GPSとレーダーのの使い方を教わった方が早そうだけど、山立ての理屈などは必ず知っておかないと本当に遭難するから割と実践的な知識が得られると思います。

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    というわけで、無事に免許が取得できました。ガンガン使いたい。。。です。船は買えませんけどね。

    「おまけ」

    外洋に出た時に他船とやりとりしたりするのに、携帯電話は電波が届かない事も多いので、海上特殊無線技士も同時期にとりました。これは3級で出力が5wなのでハンディのトランシーバーみたいなのしか使えません。船に固定するタイプの無線は2級からなので、これもステップアップしないと。。。

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    リアル船長への道はまだまだ遠い。

    FIELD DATA

    横浜ベイサイドマリーナ

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