ボートで釣るもオカッパリで釣るも対象魚はシーバスだし、同じルアーでよくない?とボートに乗り始めた頃は思っていました。実際ガイドさんに連れて行ってもらったりしてもそこそこは釣れた。攻めるポイントが深いから、スピンテールかバイブあればなんとなかるかなという程度の感覚です。
でもBURITSUに参加する事で知り合った増尾さんのマイボート(このボートの凄さはまた別の機会に!5月に新艇も来た!)で定期的に東京湾のボートシーバスゲームを嗜むにつれて、増尾さんとの釣果の差や、今まで攻め切れてない、攻めようとすら思わなかったポイントを狙って魚を引きずり出すシーンを目の当たりにして「これはアカン」と投げてるルアーを教えてもらったりしながら、一から勉強。ようやく慣れてきた感もあって、安定して魚を出せるようになってきた気もします。相変わらず浅くはあるんだけれど、ここいらで一度一軍ルアーについて考えをまとめておきたいと思います。
まあ、、、結論からすると、要するにX-80SW(megabass)があれば良い訳です。
- (写真はメーカーウェブサイトから)
これだと話が終わってしまいますので(笑)このド定番で、とってもよく釣れるルアーは殿堂入りということで話を先に進めます。
オカッパリとの違いについて
ルアー選定において大事なポイントが、「ボートが動いている」ということ。常に同じ立ち位置からルアーをコントロールするオカッパリとは違って、相当な好条件でないと自分の足場が動き続けているのがボートシーバス。特にシーバスの好む潮通しの良い場所なら尚更です。その点に注意してルアーを考えます。オカッパリでやるような水の流れや風を利用してゆっくりとドリフトさせながらポイントにアプローチするやり方は不利なケースが多いです。湾奥のポイントはそれほど大場所ではないので、狙った場所に比較的ダイレクトにアプローチしてキャスト>着水してリトリーブ開始から5メートル以内で喰わせるためのアピール力と立ち上がりの速さが必要です。
例えば、川の釣りであればヒットゾーンの上流側10mに着水。川の流れに同調させながら徐々にレンジを落として行ってそーっとルアーを置きにいくような、シンキングペンシルが得意な釣り方に分があるケースもあるけれど、ボートの釣りではそういったボジションをキープできることは稀。同船者も居るケースがほとんどだと思いますので、一回のキャストで扇型に攻めていくことは難しいです。
レンジに関しても狙ったレンジに直ぐに到達するタイプのルアーでないと、ポイントを通り越してからレンジが合うことになり釣果は落ちます。アクションに関しても、着水後直ぐに魚に気が付かせたいので、波動が入るタイプのものが適していることになります。そして、なるべくポイントはゆっくり通してアピール時間を増やしたいので、巻きをスローにしたり、止めたらステイしてくれるタイプならなお良しです。
まとめると、、、
◎立ち上がりがよく
◎直ぐにレンジに潜って
◎波動が入る
◎スローな巻きでもレンジの変化がない
必然的にリップのついたミノーになります。これで6割くらいのシチュエーションに対応できると思います。そんなタイプのルアーで実績のあるものを幾つかご紹介。
- (写真は全てメーカーウェブサイトから)
オイスターミノー92
NORIES 92mm 11.8g 潜行レンジ 150cm
増尾号では不動のエース。一度同船した人はほぼ全員が買うことになる魔法のルアー。全ての方向に尖った点がないオールマイティーなキャラクターでレンジの調整も容易なので表層の魚にも対応できます。
サイドステップ
EVERGREEN 117mm 16g 潜行レンジ 0-120cm
サイズは少し大きめで、ヒラ打ちするアクションはアピール力が強い。軽くジャークさせながら誘い出すイメージで。
エアディープ80S
Valleyhill 80mm 10g 潜行レンジ 200cm
名前の通り一気にレンジが入るルアー。タイトにストラクチャー際を撃ってレンジを瞬時に下げられる特殊なアクション。サイズも小さめで喰わせやすい。
VARUNA
O.S.P 110mm 18g 潜行レンジ 220 cm
110mm 18gと今回あげた中では一番重たいルアー。その分飛距離も申し分ない。上から下までを探れるし、足元まできっちりと誘えるレンジキープ力がNo.1
これと最初のX-80SWを合わせて「5選」としたいと思います。
これらミノー達に加えて、バイブレーションを樹脂系と鉄板系を幾つかと、穴撃ち用のワーム(ピンテールとシャッドテールの両方)があれば、大抵のシチュエーションに対応できると思います。あとは表層のみを意識したルアーを混ぜても良いと思います。
この中で超個人的な好みで3選に絞り込むなら。。。
・オイスターミノー
・エアディープ
・ヴァルナ
さらに1選なら
・ヴァルナ
でしょうか。(これはかなり博打ですけど、風が吹いてることもあるので、飛距離優先)
そうそう、ガイドさんに聞いた基礎テクニックですが(それすらできていなかった)着水後すぐスラッグをとって、一度長めのジャークをしっかり入れてからリトリーブを始めるとよりレンジを深く入れられます。ロッドを水中に刺すとさらに下げられます。同じルアーで同じ巻きスピードでも自分は食わない、、、ようなときは大抵レンジが下げきれてないので、そんなテクニックでレンジ攻略をすることもできますね。これからハイシーズン突入の湾奥ボートシーバス。仕事帰りでも手軽に楽しめる釣りなのでお手持ちのタックルで是非チャレンジしてみてください。
お手持ちの、、、と言っては見たものの、今このロッドが欲しい。もう生産停止になってしまったティムコのジャンピングジャック穴撃ち専用ロッド。
ティムコ(TIEMCO) ジャンピングジャック カナル トーナメント JJCT64C FLIP SHOOTER安くなってるし。リールが何にするか迷いますね。。。
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