良いイメージが残っているせいか、行きたいオーラが半端ない。自分たちと違って学生なのでタイミングも取りにくく、一月くらい経っててようやく潮周りの合うタイミングが来た。ただし、台風明けで水は濁りがきつい。流木などもゴミも多くて若干地形も変わっている。それほど状況は良くない感じもあったけれどそこはハイシーズンなので、なんとかなるだろう。
満潮が近い明るいタイミングからウェーディングスタート。ベイトは少ないけれどサイズアップしたハク(ボラの稚魚)が時折岸際で跳ねる。
夕マズメを越えて潮がターンした頃に自分に一本でた。散々ルアーローテーションした上で、波動が少なめのルアーを流しての一本。
今日はイマイチかな。。。。そう、これこそがウェーディングのシーバス。毎回そんなに良い思い出来るわけない。むしろ釣れないのがデフォルトの釣りだ。釣れない事が工夫へと繋がるのだ。
その後また一本追加するもサイズもそこそこの渋い釣り。
下げ潮が効いて来たタイミングで深場へと移動しながら流れに変化がある場所をいくつか撃っていく。
若者はまだ飛距離が出せないので、流速が早くなったところ=スリット=深い=魚が付いているであろうポイント!に到達してからキャストを指示。からの、一投目。
「バシャバシャバシャバシャッッ」
んんんんんん。
まあまあサイズっぽいエラ洗い音が派手に上がっている。
この派手さは60cmくらいっぽいかなと、ネットなしでもイケるだろうと思ってファイトを後ろから見守る。
予想外に残り10mくらいから全然寄ってこないしロッドもかなり曲がっている。流速に逆らっているからきついのかもなと思って、ライトをつけて見る。
あれ?長くないか!!!
慌ててネットを出して、下流側に回り込んで尻尾側からネットイン。異変を感じて伍長も近づいて来てくれた。
伍長:これランカーあるんじゃない??
うーん。どうでしょ。とりあえず計ってみましょう。
計測の結果は立派に80upのランカーでした。
そして、またもや写真撮影でワタワタする大人二人。
初ランカーおめでとう(なんと二戦目で達成)
これから絶対釣れなくなる、、、時が来るはずだけれど、この一尾がまた情熱を掻き立てるはず。
伍長と
「何かが我々とは違うんですね」
「もうおじさんは引退ですね」
と半ば本気で語りながら帰路につきました。ウェーディングでランカー釣ったのは何回目の釣行だったかもはや辛すぎて忘れた大人たちにはお手上げの秋の夜でした。
がっつり通ってポイントとか時合いとか教えてくれるようになって欲しいと思います。
*くれぐれもウェーディングの釣りには気をつけてください。どれだけ準備しても危険は0にならないこの釣り。特にビギナーをお連れする際は、今回の様に3人体制をおすすめします。でも、水の中で起きている様々な事が理解できる素晴らしい体験だと私は思います。
伍長、二回ともお付き合いいただきましてありがとうございました!
FIELD DATA
湾奥河川
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