少し前の12月14日。オーシャンドミネーターが主催するタチウオジギング大会にNo bite君と参加してきました。二人とも数回しか体験してないこの釣り。3匹の総重量で競う大会なので「もしかしたら、、、」という淡い期待がまったくなかったと言えば嘘になりますがw、参加してみることに価値があるというものです。ワイワイとおしゃべりしながら巧い人の釣りを見れるのは楽しい。
ただ、いきなりぶっつけでは大会に出るレベルの周囲の方達に迷惑かけちゃったりもするのもどうかと思い、大会前日にプラクティスを。大会で乗る予定の川崎中山丸で練習です。
朝早くNo bite君が納車されてまだそんなに経ってないハスラーで拾ってくれました。この車、釣り車には最高です。中は自分のハッチバックより広いんじゃないか?スペースもスクエアーなので無駄無く荷物が積める印象です。CMもコジレイxミッピです
中山丸は城南エリアからはアクセスルートも考慮すると最も近いといっても過言ではない川崎桜橋からの出船。自分の家からは30分もかからないです。
オーシャンドミネーターと心中?
お祭りをふせぐためにある程度ラインの太さとジグの重さは船中あわせるのがルールで、PEは0.8、ジグは150gがこの時は基本。1時間弱の移動で観音崎沖の水深80m前後のポイントに到着します。大会はオーシャンドミネーター/ティムコさんの主催。そんなレギュレーションはありませんが、オーシャンドミネーターのジグだけで臨もうと決めていました。すると一般的にタチウオ用としているルアー選択肢は2つ。150gのセンターバランスと150gのスピードフォール。
この2種類のジグのカラーローテーションで臨みます。テクニックが語れる程知識も経験もない我々、いろんなパターンを試しました。タックルは硬・柔で2セット持ち込みました。ひたすら試行錯誤したあげく
・超高速の1ピッチ1ジャーク
・ジグはセンターバランス150gのシルバーxピンク
に高反応という結論に辿り着きました。でこの日は大漁!自分もちゃんと数えてませんが20本は出ました。しゃくっていると急に「ドガーン」と重くなるこの釣りの魅力にすっかり心奪われる2人。
「これは、、、いけちゃうんじゃないの?」などと軽口を叩きながら、釣りすぎたタチウオを九州の村上部員に送りつけるという傍若無人っぶり。
しかし、、、、お約束とおりに、これは本番の大会大苦戦への序章に過ぎませんでした。
いざ大会当日:パターンが合わない。引き出しの少なさに震える
翌日、前日のプラクティスを元にタックルは1セットのみ。ジグも150gのセンターバランスのみに絞り込んで、迷わないでやりきる作戦です。
東京湾の船宿さんが一同に集まる。海上で集合してスタートフィッシング
で、昨日のパターンで釣り始めるも。。。
「ええええ、、、つ、釣れないぞ!当たらないぞ」
ヤバい。。。これリミットメイクしないとウェイイン恥ずかしい。ポツポツ釣れるものの昨日の調子はなんだったの?という位渋い。いや、渋いのは自分だけ?回りはそれなりに釣れている。それでも続けていればリミットの3本はなんとか。でもサイズは昨日程じゃないし、トップは最終的には20本近い釣果。自分は結局8本。
他のルアーフィッシング同様、釣れない時に目先を替えたりアピール方法を変える必要があるのは当然なんですが、その引き出しが全くない。プラに頼りすぎた自分は完全に負けてます。最終的にはトップウエイトは3本で3キロ半ば。自分は2キロ前半。
そしてトップウェイトの同じ船に乗っていたアングラーのインタビュー。見事な1.6キロのドラゴンゲットの秘訣は?
「今日は渋かったので、みんなと同じ事してもしょうがないので、、、ワラサ用のセミロングのジグをつかったら来ました」
え。。。マジですか、、自分もそれやったんですけど。。。。信じきれなかったので、数投で止めてました。その他にもいろいろと引き出し差を感じた大会がこうして終わりました。
検量や表彰式は全ての船が一度同じ場所に係留して、みなさんが下船して集まって行います。ジャンケン大会等もあって凄くいい雰囲気。大会に出ると力量の差もわかるしエキスパートの釣りも見る事ができるので、上手くなるな!と思いました。また出てみたいですね。シーバスジギングの大会もあるみたいです!
釣果を左右するタックル・セッティングそして、、、「体力」
タチウオビギナーの自分が書けるテクニック的な事は本当に少ないのですが、この釣りは道具が釣果を左右する釣りだと思います。
・リールのハンドルとノブ:ギヤ比、糸巻き量等の数値上のスペックも大事ですが、100mを超える水深で手巻きでジグを操作するのに必要な堅牢性、そして、長いシングルハンドルと大きめのノブへのチューンはもう「マスト」と言っても良い。疲れてくるとスピードが落ちやすいので安定したしゃくりができなくなります。最初からそんな仕様の小型のジギング専用モデルもありますね。重量はそこそこありますが、安定した巻き上げになりますね。
・フックセッティング:ジグはフォールと巻き上げで前後が逆になりますが、どちらにしてもフロント側のフックがジグの中心近くにくるようなセッティングにすると、腹部にバイトするといわれるタチウオには具合が良いようです。細軸の方が刺さりが良くフッキングしやすい印象でした。フック伸びでのバラしはまだ経験がありません。
で、なによりも大切なのは、、、
『体力』
2日目の大会本番、後半になると2人とも魚がかかると腕がつってました。魚釣りで腕がつったのは初めての経験です。上手なジガーはみんなええ体をしておりました。
自分たちよりも相当上手な女性アングラーもいらしたので、腕力っていうよりはスムースなしゃくりをする運動神経とか、安定した姿勢を保つための体幹のパワー等が大事なのではないかと。釣りもスポーツなんです!ということを再確認しました。
その他にも、竿とジグの重さと形状の関係とかいろいろ技術的なことは沢山あって、相当奥深い世界。ジギングの釣りにはビギナーズラックはありません。
でも魚の顔を見やすい釣りであることも確かです。これから東京湾では浅場で体力的にもずっとずっと楽チンなシーバスジギングのシーズンが始まります。タチウオもまだまだ好調が持続しています。
是非チャレンジしてみてください。
TACKLE DATA
Rod:Tenryu JZVⅡ591B-3
Reel:Shimano OCEA CALCATTA 201HG
Line:PE 0.8
Lure:TEMCO OCEAN DOMINATOR CENTER BALLANCE 150g
COMMENT
RELATED ENTRY
RANKING
POPULAR TAGS
- フライ (1)