AUTHOR
Takahiro Onaka
関西在住のウィークエンドバサー。
2013年バス釣りを初めました。和歌山県合川ダムをホームフィールドとしつつ、関西の様々なフィールドに出かけバス釣りを楽しんでいます。
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知っている方にとっては当たり前の話かもしれませんが、水深が深いポイントからバスを釣り上げると、バスは水圧の急激な変化によって浮き袋に空気が溜まってしまい、お腹を上に向けてうまく泳げなくなってしまう場合があります。
僕も釣りを始めてからいつかどこかで聞いたことがある話だけれど、これまで実際にそんな状況になったことがなく、いざその時になってみると全く気づくことができませんでした。
その時は突然やってくる
前回記事にした合川ダムの初釣りで釣った魚は2尾ですが、ライブウェルに確保して持ち帰りボート桟橋で記念撮影したのは1尾だけ。
どういうことかと言いますと、2尾目は13mくらいのディープをメタルを使って釣りあげたのですが、ライブウェルに放り込んで少ししてから覗いてみるとその魚が完全にお腹を向けてプカーって浮いており「これはヤバい…」と感じすぐにリリースしたのです。
リリースしたバスは時折潜ろうと頑張るものの、なかなか潜ることが出来ずにカラダが横になったまま水面近くを円を描いて回るのみ。そんな状態が少なくとも2、3分は続いたのではないでしょうか。最終的には何とか泳げるようになり見えないところまで潜っていきました。
その時はまさか浮き袋に空気が溜まっているなんて思いもよりませんでした。単純に「ヤバい!死にそう!」って…。
その日の帰り道、高速道路の渋滞にハマりながら「あのバス、あの後ちゃんと生きてるかなぁ…」って思いながら写真を見返していると気づきました。
「このバス目ん玉飛び出してるやん。あっ!あれか!」ってな感じです。目玉が飛び出すのも水圧の変化によって起きる現象なのです。
バスの浮き袋の空気を調整するエア抜きの方法
浮き袋に空気が溜まって上手く泳げなくなっちゃった魚は、エア抜き針を浮き袋に刺して溜まった空気を放出して調整してあげるのが一般的のようです。
僕がリリースした魚は何とか自力で泳いでいきましたが、その後どうなったのかは分かりません…。2016年の初釣りからこんな経験をしてしまい、すぐに釣具屋にエア抜き針を買いに行きました。
こちらのエア抜き針の使用方法は、おしりの部分の垂直延長線と胸ヒレの延長線の交差点から約2.5cm内側にある浮袋に向けて下記の手順でエア抜き針を刺して空気を放出するというもの。
①エア抜き針をウロコの間に約45°に刺す。
②水中内でエアーを放出する。
2.5cmって書いてあるけど、マジすか?魚のサイズによって違ったりしないかちょっと心配ですが、次にそういう状況になったらとりあえずチャレンジしてみようと思います。
O.S.Pのスタッフレポートには、より簡単な方法として口から刺すベンズメンダーを使った方法も紹介されているようです。「ディープフィッシングのエチケット」ナルホドなぁ。
これからもバス釣りを楽しみたければバスを大切に扱う。当たり前のことですね。
今後の釣行ではエア抜き針を常備しておこうと思います。
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