AUTHOR
Takahiro Onaka
関西在住のウィークエンドバサー。
2013年バス釣りを初めました。和歌山県合川ダムをホームフィールドとしつつ、関西の様々なフィールドに出かけバス釣りを楽しんでいます。
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これまでこのブログではタックルに関するインプレは一切してこなかったのですが、ここ最近の釣行で使用し始めたシマノのベイトリール「16メタニウムMGL」が結構良かったのでこのブログの読者の皆様にもご紹介したいと思います。
自分が購入したのは16メタニウムMGLのノーマルギア(ギア比6.2)のタイプ。主な使用用途は3/8~1/2ozのスピナーベイトやブレーデッドジグ、クランクベイトなどの巻き物です。
道具はあくまで手段です。目的を見据えたうえでその道具が適切なのかを考えるため、まずは巻き物の釣りについて簡単に整理したいと思います。
巻き物の釣りで重要なこととは?
巻き物と言えば「投げて巻くだけ」なんて言われることもありますが、そんな単純なものではないと感じています。巻き物も打ち物と同じくバスの居場所にルアーを通す精度がとても重要です。
どのラインを、どのレンジを、どのストラクチャーを、どのカバーを、などバスがいる場所を予想して明確な狙いを持たずに、単純に投げて巻くだけではなかなかバスは釣れてくれません(釣れる時もある…)。
そして本題。そんな巻き物の釣りに16メタニウムMGLがどうして良いのかという話です。
マグナムライトスプールでキャスト精度が向上?
16メタニウムMGLの「MGL」は「マグナムライトスプール」の略でこのリールの最も大きな特徴になるのですが、強度を損なうことなくスプールの側面を肉抜きし慣性モーメント(回転しにくさの指標)を大幅に低減されたそうです。で、よく飛ぶと(メーカーサイトには13メタニウムより20%向上とあります)。オカッパリでの釣りに良さそうですね。
ただ、僕が巻き物を使う上で飛距離はそれほど重要ではありません。先ほど言った通り巻き物はバスの居場所を想定して狙ったラインを引いてくることが最も重要だと自分は考えています。そのためにはまずは狙っているラインの先にある点に向けて正確にキャストする必要があります。
16メタニウムMGL「マグナムライトスプール」は、遠投性の向上だけでなく、慣性モーメントの低減によりスプールの回転の初速が上がるため、サイドハンドキャストなんかでも正確に狙った点に向けて真っ直ぐルアーを投げやすくなっているはずです(スプールの回転の初速が遅いとサイドハンドキャストではブレやすくなる)。
「はずです」と言ったのは「理屈上そうなっているはず」ということで、正直なところ、これまで自分が3/8~1/2ozクラスの巻き物で使っていたリール「アルデバラン」より短中距離を更に正確なキャストが出来るようになったかと言えばなかなか実感しづらかったところではあります…。アルデバランもとても良いリールなので…。
もしかするともう少し軽量のルアーを低弾道でピッチングするとか打つ釣りの方が恩恵が大きいのかも?
では、16メタニウムMGLを買って何が一番良かったのか。
マイクロモジュールギアの感度が水中の情報をビンビン伝えてくれる
結局のところ13メタニウムにもある機能で「お前は釣具のインプレには向いてないな」と言われかねないのですが、シマノの「マイクロモジュールギア」は巻き物にめちゃいいですね。自分が持つ13メタニウムはハイギアで巻き物にはほとんど使用してこなかったので気づいてませんでした…(自分は巻き物はノーマルギア派です)。
よく良いリールは巻き心地がシルキー(滑らか)って言うじゃないですか?あれに「だからなんやねん?魚釣るのにどう関係あるねん?」と釣りを始めたばかりの頃は思っていたのですが、「巻き心地がシルキー」はつまりリールを巻くことによるノイズが少なく水中の情報を受け取りやすい、ってことなんですね。巻きの釣りで重要だと考えているカバーやストラクチャーをビンビンに感じとりながら狙ったラインを巻くことができるわけです。
結論、「マイクロモジュールギアは巻き物にいいよ」という13メタニウムでもいいようなことが自分の巻きの釣りにとって一番のメリットなのですが、今買うなら16メタニウムMGLで間違いないです。メーカーサイトにあるように「NEW SVS∞(インフィニティ)」は本当に外部ダイヤルだけでブレーキ調整が完結するので本当にラクですしね。
というわけで16メタニウムMGLは巻きの釣りにもオススメ、というお話でした。
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