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Mr.Nobite
BURITSUのMr.ノーバイトがお届けする、素人目線の釣りブログ。購入した釣り具のご紹介、弁慶堀をはじめ房総のリザーバーや富士五湖、相模湖、芦ノ湖などでのバスフィッシングをメインに、海釣り等いろいろな釣りの釣行記を投稿しています!
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つい先週末、自分は物凄い体験をさせていただきました。10月24〜25日に開催されたBasser Allstar Classic 2015。自分はプレスアングラーとしての参加が今年で3回目。 今年はTOP50でAOYを獲得したDSTYLEの青木大介プロに同船させていただきました!♪( ´▽`)
日本において最強のバスプロといえば、青木プロを思い浮かべる方が多いはず。自分は同年代かつ出身地が近い事から勝手に親近感を抱いておりますヽ(´o`; (※実は誕生日も1日違い)
弁慶掘で取材させていただいた際には、あのタフな弁慶で超短時間でバスを釣り上げた事が今でも伝説として語り継がれてれておりますww
大会の結果としては、圧倒的なウェイトとビッグフィッシュ(2570g)で2日間トータル9530g、2位に3kgもの差をつけて青木プロが完全優勝したのはすでに公式サイトやウェイインショーの動画で報じられておりますし、次号のBasser誌や12月発売予定の今大会のDVDで全てが明らかになると思います。
ここではプレスアングラーとして2日間同船させていただき素人の自分が感じた、日本最強バスプロの強さの秘密(!?)とプレスアングラー体験記をお届けしたいと思います。
1日のミーティング、同船するプロが青木さんと告げられたのでストーキング中です!
プレスアングラーは会場に4時半に集合して当日の流れや諸注意の説明を受けて、その後はウェイインが終わる15時半頃まで担当する選手の写真を撮ったり、どこでどんな釣りをしたかなどメモを取ったり。誌面作りのお手伝いも担っておりとても重大な任務です!
特に前回覇者の青木プロともなれば…選手でもないのに自分まで緊張感マックスヽ(´o`; 好きなバスプロの釣りが見れる!と言う喜び以上に“ちゃんと記録しないと…”というプレッシャーがのしかかってきました。
青木プロにはDVDの撮影クルーも同船してらっしゃるので、口下手な自分としては大変助かるε-(´∀`; ) そして2日間の記録がはじまりました!
青木大介の凄さとは何か
今回、試合後に「青木さん凄かったでしょ!?なにが凄いの?」みたいな事をよく聞かれたのですが…正直に答えるならば
「よく分からないけど凄い」
いや、自分ごときが説明できる様な事なら、他のプロの方が見たらすぐに気づいて取り入れる事もできるでしょうし…。という事で少し整理して【青木大介の凄さとは何か】を考えてみたいと思います。
「青木大介は異次元」なんてツイートもあったように、結果だけ見ると異次元の釣果なんです。それなのに何故凄さが分からないのかと言うと“あまりにも簡単にやっている(様に見える)”からなんです。
誤解を恐れずに言うなら、“普通に淡々と釣りをしている(様に見える)” でも、頭の中はフル回転して次の一手を常に考えていたり、普通に見えてめちゃくちゃ精度の高くて着水音の少ないキャストをしていたり(※今回は手数を増やす為に雑なキャストだったらしいですけど、それでも関心しちゃいましたε-(´∀`; ) 並木プロが“魅せる”なら青木プロは職人気質のアングラーなのだと感じました。 どちらも自分の好きなプロです! →並木プロの同船記
言い換えれば無駄が無い。
ここで1つ、思い出しておきたいのはこの本の存在です。
「適材適所のルアーセレクト」今年発売された青木プロの著書です。
「そもそも“パターン”って何だろう? トーナメントではバスプロがそれぞれ違う場所で、違うルアーで魚を釣ってくる。正解は1つじゃない。だとしたら、”パターン“は結果論に過ぎないのかも。でも、もっと簡単にバスを釣る方法がある。それは“適材適所”を考えて正しいルアーセレクトをするだけでいい。それを伝えたくて、この本を作りました」by青木大介
正直、この本を熟読していた自分が驚いたのは“トーナメントでもこの本に書いてある事を実践しているんだ!” という事。いやいやw 当たり前なんですけど、コレが結構衝撃だったんです。だから、バスプロを目指す全国のファンの皆さんは是非、絶対にボロボロになるまで読みこみべきだと感じました。青木大介の秘密がこんなに安く見れちゃっていいの!?って感じですよ(; ̄ェ ̄)
ランチングが終わりいよいよスタートです! Photo by 菅野さん
コレが正解と決めつけない
“朝はフィールドの状況を確認する為の釣りをして、その後の展開を組み立てる” これも適材適所に書かれている事です。文字にするとすごく簡単なんだけど…状況から予測する能力が異常に高いのではないでしょうか。そして決めつける事を嫌っているようでした。
結果的には今大会は1日目は流れがあたってる場所が良かったけど2日目は流れがブロックされている場所が良かった。
自分なら、前日の状況を引きずってしまって、流れのある場所をやり続けてデコると思いますε-(´∀`; ) しかし、青木プロは途中で変化に気づいて流れの当たってない場所も試していました、それでバイトを得た。
ここで自分なら「今日は流れの当たらない場所だ。」って決めつけてしまうと思うのですが、ここでもまだ決めつける事はしていませんでした。可能性の一つという感じ。1本目をキャッチしたところで少し確信し、結果的には、試合終了10分前に「今日は流れのあたらない場所が良かったんだ」と確信した様でした。
自然相手ですので、こうやって決めつけずに常に疑いを持ちつつも確信を持ってやっているというか…なんだか矛盾した事を書いている気がしますがヽ(´o`;
満面の笑みの自分。Photo by 大塚プロ
恐らく、1日目にスピナーベイトをメインに釣ってきていた選手が何人かいましたが、2日目は釣れていませんでした。信じた釣りをやりきる強さと弱さを感じ。青木プロは1日目の釣りを思い切ってぶっ壊して再構築したからこそ、6キロを超える圧倒的なウェイトを持ち込めたのです。
2日目の9時10分くらいには、もう心が折れてなにをしたら良いか分からなくなっている様にも感じ、焦っているのが言動に現れていた気がします。しかし、“その日良いであろう条件”を見つけてからの青木プロは水を得た魚のように、ハイペースでランガンし結果リミットメイクに成功。 試合時間の半分がノーフィッシュだったとは思えません。逆に条件を見つけるまではあまり走り回ってなかったです。
10時過ぎには「釣れる気しかしない」ムードにww もはやさっきまでとは別人(^_^; 個人的にはTOP50参戦記DVDのSERIOUS 6で上手くいかずに舌打ちしまくっていた青木プロも人間味があって好きで。今大会も1日の中で感情の起伏があり、自分と同じ人間なんだなぁと感じる事が出来ると思います。
スーパービッグをキャッチした後、しばらく手が震えてラインを結ぶ事が出来なくなっていた青木プロ。普段は表には出さないものの、極度の緊張感の中で戦っている事がこちらにも伝わってきました。
5感をフルに使っている
・目でみて感じる流れや水量、水質の変化
・体で感じる気圧の変化 等
実際にフィールドから感じとった情報を元に仮説を立てて組み立てている。今回で言うとプラクティスからルアーは変えずに場所や入るタイミングでアジャストして釣っていっていました。変化を敏感に感じ次の1手を打つ。
「自然相手だけにそれを読むことは本当に至難の業で、読むことよりトーナメント中に感じていくことが何よりも強いことは誰よりも知っているつもりである。」とコラムにも書かれていましたがまさにそれを垣間見ました!
自分が気持ち悪い位ニヤニヤしてると評判です(^_^; Photo by 川越さん
メリハリのある釣り
先日、早野プロと一緒に釣りをさせて頂いた時にも“プロはいいピンスポットには何度も角度を変えてルアーを送り込む”という事を学んだのですが、青木プロも2日目の最初に釣ったスーパービッグをキャッチした際はしつこく1つのブッシュに何度もテキサスを入れていました。
広大なフィールドなのでざっくり探りつつも、大切な場所はジックリやる。このメリハリが大切だと感じました。
実は普通にやることが一番難しいのかも?
トーナメント独特の空気、緊張感。その中で基本に忠実に普通に釣りをするという事が実は一番難しい事なのかもしれません。「気づいたら巻く速度が早くなっていたり」「決めつけてドツボにハマったり」だからこそ、日々の練習の積み重ね、努力があってはじめて自身を信じる事が出来る様になるのではないでしょうか。
ゴルフでも他のスポーツでも運転でも、仕事でも、以外と普通にやるのって難しい事じゃないですか?
大会中に1つ印象的な事がありました。初日早々に腰につけていたピンオンリールが壊れてしまってラインクリッパーを使えなくなってしまい、ハサミを使う事になるのですが。腰にラインクリッパーが付いているのが「癖」になっているので、ラインを切る度に腰に手をあてて、「あぁ…」となっているのを見て。キャストも含めて動作が全て体に染み付いているという事なんだと感じました。(※以前ピンオンリールはかなり大切な小物だと語ってました)
並木プロがインタビューで
「頑張ったらそれなりに結果がついてくる、頑張った者が結果を出す世界なんですよ」と話していましたが、青木プロはまさに…
「絶対に勝つ」という強い信念を持って日々努力して結果を出している。
そして、それを支えてくれる人達が居る。
DSTYLEの大内さん、撮影もしながら会場に出店しているので朝早くから準備をして片付けも…大変なお仕事(´・_・`)
初めて会う事ができたDSTYLEプロスタッフの西平さん。関西からこの日の為に来たので朝から「眠い」「寒い」を連呼しながらも頑張っておられました(笑
2日目に会場にいらっしゃっていたご家族、ファンの方々。そんな皆の為に絶対に勝つと言う強い気持ちが青木プロをさらに強くするのではないかと思います。
文字にしてしまうと簡単に思える事も、実際にフィールドに出て正しく行うのは非常に難しい事なのだと思います。それが、「よく分からないけど凄い」の正体の一部だと自分は思います。
ということで。改めて、青木大介プロ、本当におめでとうございます!感動をありがとう ( ´ ▽ ` )ノ この様な貴重な機会を与えていただいたBasser編集部さんにも本当に感謝しかありません。
Basser Allstar Classic特集号とDVDの発売が待ち遠しい!
—
そういえば…試合中に使っていたDSTYLEのプロトスピナーベイト、D-Spikerはブレードが可変になってバイト時に避けてくれるからフッキングよくてバレにくいみたいな事をおっしゃっていて、スピナーベイト好きとしてはめちゃくちゃ欲しくなった! 早く発売されないかな〜 ( ´ ▽ ` )ノ
あ…あと自分がレポートをまとめている時に声をかけて頂いた方が居らっしゃったのに、テンパっていてちゃんと対応できず…TwitterやFacebookでご連絡いただければステッカーを送付させていただきます!(o’∀’o)/
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