7月某日、DSTYLE US　TRIPから日本に戻ってきたちょうど1週間後くらいだったと思います。大変有難い事につり人社さんからお声がけ頂き、青木大介プロと夏の亀山ダムで同船して釣りをさせて頂く機会に恵まれました(^O^)

こんな貴重な事はもう2度と無いと思いますので、ワタクシMr.ノーバイトこと、のび太がじっくりと3部作でお届けします！

トッププロが亀山ダムをイチから探っていく様子

アメリカから帰国して忙しい日々をおくっていた青木プロ。かなり久しぶりの亀山ダムとの事で情報が無く、イチから魚を探していかなければいけない状況でした。そのプロセスを観れる事はとても貴重な経験になりました。

準備中。ﾜﾀｸｼのび太かなーり緊張しております。

『青木大介withのび太』シリーズではアマチュアアングラー代表としてMr.ノーバイトが気づいたトッププロとの違いについて。そして今回、パート1
では久しぶりの亀山ダムでたった2時間半でランカーバスを仕留めた青木プロのプロセス全容を晒したいと思います！ 驚愕の結末…

自分は、羽根モノ系トップルアーからスタート…夏の朝、しかもこの日は雨が降っていたので活性が高かったりして！？という思考でのチョイスです(´ﾍ｀；)ｼｮｰﾓﾈｰ

一方、青木プロは…

なんと、ハートテール！　これには驚きました！！ 青木さんの著書 「適材適所のルアーセレクト」の中で【４：巻きモノでサーチをやめる。】と書いてあるのにですよ！？

この謎については、真相は明らかにはなっていないものの、自分の解釈ではカバーの多い亀山湖において【１：引っかかる場所には、引っかからないルアーを】を優先させつつ、オーバーハングの奥から外までを効率良く探れる。と言う意味で適材適所なルアーセレクトなのではないかと想像してます(^O^)

準備が終わり6時過ぎにいざ出陣！！

チェイスがあっても深追いはしない

まず、トキタ対岸から押切沢方面に流していきます。自分はオーバーハングの外や中や、ボイルをしていればオープンエリアにダッジをキャストして探っていきました。 もちろん反応はありませんでしたww

一方、青木さんはハートテールをオーバーハングの中や、立木のまわりを通して探っていきます。　何度かチェイスがあったようですがキャッチには至らず (ToT)

何度かチェイスがあった後、スモラバを付けていたタックルにD-SHU WORM（ディッシュワーム）のノーシンカーをセット。

そして…バスが浮いてきた立木にキャスト！ しかし、あと一歩のところで食わないようです。 何かがお気に召さないのでしょうかね ( ；∀；)

チェイスがあったからといって、深追いはせず流していきます。これは【6：1箇所で粘ることの無意味さ。】に書かれていることですよね。

流すスピードも、自分が「とてもじゃ無いけど追いつけない！」という程速い訳ではなく、スピーディーだけど丁寧です。ダラダラ流していたら広くフィールドを見れないので、ある程度は過去の経験値でエリアを飛ばしたりしていました。

ちなみに、この間に自分は「ダッジ、ドライブシャッド、ブレードジグ、グリマー、スピナーベイト、スワンプ」など様々なルアーをローテーションしていました。後々これは最悪なことだと発覚した訳ですが…(-∧-；)

これが、自分が2時間程度の間にローテーションしたルアー達。

無意味なルアーローテーションはしない

林道下から押切沢へ。ついに自分は耐えかねて…スピニングを投入！！　その間も青木さんは変わらずハートテールをキャストし続けます。そうやってバスが浮いてくる場所を見たり、反応を伺っているようでした。

そして…自分にこの日、初のバイト！！…　でも小さかったです ToT

押切沢の再奥まで到達し、ここまで反応を見てきて、ついに青木さんがルアーチェンジをおこないます。上りは「ハートテール」を。下りは「キング青木虫」でバスの反応の変化を見ていくようです！！

キング青木虫は↑こんな感じでチョウチンでバスを浮かせる探り方がメインでした。

押切沢を下る途中で、自分のドライブシャッドに明確なバイトがあるものらず…さらに降っていくと…

ｷﾀﾖｰ!!(;｀O´)o/￣~ >ﾟ))))彡

スワンプのりんたろうカラーwwのノーシンカーにヒット！

とりあえず、かなり小さいけど無事にキャッチできて一安心です！

しかし、このノンキーサイズは以後「のび太サイズ」と呼ばれ、

青木プロ 「おっ、のび太サイズいっぱい居るよ！！」
のび太「で…では、スワンプをww」

そして再び、のび太サイズがｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!

これで喜んでいる自分は本当にクソでした。この釣りは豊英ダムの釣行で調子が良かったので釣れるイメージがあって使っただけでしたし、コレを1日やっていたら「のび太サイズ」のバスを量産して終わる。

当たり前ですが、青木さんにはそれが見えていて…自分の釣果など気にせず変わらずに「キング青木虫」のチョウチンで探っていきます。この時点で出船から2時間が経過していました。

そして、ついにランカー出現

トキタワンドを流した後、藤林方面に向かう途中、青木さんが船を止めます。どうやら、「キング青木虫」のチョウチンにデカバスが反応して浮いてきたようです。 そこですかさず「D-JIG+D1」をキャスト！ 青木プロの真骨頂「サイト」で浮いてきたバスを誘うと…

ｷﾀﾖｰ!!(;｀O´)o/￣~ >ﾟ))))彡

ま、ﾏｼﾞかﾃﾞｹｪ Σ（ﾟдﾟlll）

This is D.AOKI〜！

のび太、
こーやって釣んだよ！！

と聞こえてきそうな、まじもんの50アップでした…（滝汗
ﾊﾝﾊﾟﾈｪ———ΣL(｀Д´L)———!!!!

どっひゃー！！！ 2時間半で…ランカーにたどり着いてしまいました。参りました m(__)m

多分、ココからが最も大切な事

『ランカーがスモラバで釣れた』となったら、自分だったらスモラバやり通しちゃいますよ絶対。もしくは、虫で浮いてきたんだし虫でやり通すか…【8：ルアーを絞るな。たとえ1尾釣れても。】これは、2015年のオールスタークラシック優勝時の同船レポートにも書いた事ですが、とにかく決めつけるのを嫌う青木さん。

「スモラバだから釣れたって感じじゃない。」

釣れた場所には、このブツブツの気持ち悪い物体のまわりに稚ギルらしき小魚が大量に居ました。 　小魚を狙って居るのだとしたらスモラバにD1って完璧な組み合わせや！って思うんだけど…

「なんかギルを意識しているような…」とルアーチェンジを始める青木さんを見て自分も。。。

横目で見た…のか見てないのか…　偶然2人が選んだのは「ブルフラット」でした。 青木さんは4.8inchのノーシンカー(状況によりちょいネイル刺し)、自分はBFカバージグのトレーラーに3.8inchを。

なぜ、スモラバのようなシルエットの小さい物から、4.8inchという少しボリュームのあるギル系ワームをチョイスしたのか。結果から次の1手へのジャンプが最も大切な何かだと感じました。自分が何か質問をすると青木さんが良く口にするのは『経験値』という言葉。

たくさんバスを釣ってきた経験から導き出される答え。そこに青木大介プロの秘密がまだまだありそうですΣ（ﾟдﾟlll） ちなみに自分は…事前に亀山の某スーパーロコアングラーにヒントをもらっていたので変えただけっていう(´ﾍ｀；)ｼｮｰﾓﾈｰ

1尾が釣れた状況を紐解いて、ギル系ワームを導き出した青木大介プロ。そして、その直感が大当たりする訳なんですが。ここから先は次回パート2「良型量産！亀山ダムでのブルフラットの破壊力！」にてお届けします！

本当、こんな素晴らしい企画に誘っていただいた水藤さんに感謝しかありません。ありがとうございます m(_ _)m　

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写真:水藤 友基 / 北畠 蘭知亜
協力：つり人社

使用タックル