AUTHOR
Mr.Nobite
BURITSUのMr.ノーバイトがお届けする、素人目線の釣りブログ。購入した釣り具のご紹介、弁慶堀をはじめ房総のリザーバーや富士五湖、相模湖、芦ノ湖などでのバスフィッシングをメインに、海釣り等いろいろな釣りの釣行記を投稿しています!
RELATED SITE
フットコンバスと呼ばれる、主に関東のレンタルボート(ローボート)フィールドを中心に盛り上がりをみせているバス釣りのスタイル。関西では津風呂湖をはじめいくつかのフィールドで楽しめるそうです。
「釣りリアル研究所」やイベントで実際に会った方から「エレキを買おうと思うのだけど、何が必要か分からない」と質問を受ける事が増えました。そこで、コレを見たら完璧!という記事を作ろうと思い立った訳です。
はじめてのエレキ
自分が初めてエレキを購入したのは6年前。思い出してみると分からない事だらけで、間違った商品を買ってしまったり…と遠回りをしてきました。レンタルボート関連ではこんな記事も書いた事がありましたが、今回はより入門的な内容でお届けしたいと思います。
自分の初めてのエレキはモーターガイド のブルドッグ(12V)。その後ツアー(24V)に乗り換えました。↑ツアーで初の相模湖釣行の様子。
購入前に知っておきたいこと
2つのタイプ
エレキには大きく分けて2種類のタイプが存在します。 足で操作する事が可能なフットコントロールタイプと手で操作するハンドコントロールタイプ。それぞれ略してフットコン、ハンドコンと呼ばれています。
基本的には両手が自由になるフットコンタイプの方が、バス釣りをするには向いていますので、この記事では以後エレキ=フットコンとさせていただきます。エレキについての基礎知識はモーターガイド さんのこのページが参考になりますので是非チェックしてみてください。
5段階と無段階変速
エレキのラインナップを見ていると“スピードコントロール”という項目が5段階変速と無段階変速のモデルに別れているのに気づくと思います。
5段階の方がかなりリーズナブルなのでそちらに惹かれがちなのですが、バッテリーの持ちが段違いだそうです。細かい仕組みはここでは説明できませんが断然、無段階変速をオススメします。
ローボート専用ではありません
フットコンのエレクトリック・トローリング・モーター (以後エレキで統一)は主にバスボート・アルミボートでの使用を前提として設計がされています。
そこの前提を理解していないと「なんで?」という疑問が湧いてくると思います(^_^; ちょっと乱暴な言い方ですが…あくまで【バスボート 用に開発されたエレキをローボートに無理やり取り付けたスタイル】である事は忘れずにいましょう! ボートの釣りに縁が無いと意外に分からない部分だと思います;
3つのボルト数
フットコンエレキは12V、24V、36Vの3つの電圧タイプが存在します。12Vのバッテリーを直列で繋ぎ2個で24V、3個で36Vというようにバッテリーが複数必要になってきますが、その分パワーが得られるのでボルト数が高い方モデルは推進力も高くなります。
ポンドって何?
エレキのスペックを見ていると出てくる、LBS(ポンド)という単位は推進力の強さだと思っていてよいかと思います。数字が大きいほど速いエレキということです!
最低限必要なものは何か?
フットコンバススタイルのバスフィッシングをはじめるにあたり、まず何を買ったらいいか分からない!という方へ。まずは最低限必要なもの。
エレキ本体・マウント
予算:10万〜30万円
先ほどオススメした無段階変速の場合は16万円〜となります。後述しますが、メーカーはモーターガイド/ミンコタの2社。推力(パワー)や仕様によって大きく金額が変わってしまう為、一番悩むところ。シャフトのカットや電源ケーブルの延長などの加工を行うとさらに費用がかかります(汗
マウントは新品を買えば付属してきますが、中古で購入の際は有無の確認を忘れずに!
シャフトカット(2〜3万円?)やマウントのショート&軽量化(3〜4万円?)は自分的には必要だけど、はじめて買うなら絶対に必要ではないので今回は含めません。
バウデッキ
予算:1.8万〜3.5万円
木製、アルミ製、FRP製が存在します。サウザーのショートバウデッキは様々なマウントが取り付け可能な穴加工済みです。コチラで対応しているマウントをご確認ください。他にも購入するショップによってはFRP製でもその場で加工を行ってもらえるかも?
バウデッキは一般的なローボート、14ft(2人乗り用)や免許不要艇などに取り付け可能ですが、ごく稀に取り付けできないボートもあるようなので、レンタルボートの釣りが盛んではないフィールドなら事前にボート屋さんに確認したほうが吉ですね。
自分は遊心さんのFRP製バウデッキを使用しています。
バッテリー
予算:1.4万〜25万円
はじめて購入するなら、ACデルコのM27MFで十分!購入するエレキのタイプによって1〜3個と必要なバッテリーの数量が変わってきますので注意!軽量なリチウムイオンバッテリーを購入するなら予算は一気に膨れ上がります。
バッテリーの持ち手に↑こんなスポンジみたいなものを取り付けると運搬がかなり楽になるのでオススメです!必須じゃないけど。ほぼ必須(・∀・)
ジャンパーケーブル/コード
予算:1,000円〜
24V、36Vなど直列繋ぎが必要なモデルを購入した場合にはこちらのケーブルも必要になります。接続方法については事前に確認を!!
バッテリーチャージャー
売り上げランキング: 8,123
予算:1.8万〜
バッテリーを充電するための充電器も必要です。できればバッテリーの個数にあわせて充電器も複数個欲しいところです。
電源延長ケーブル
予算:4,000円〜
エレキは吊るしで買うと電源のケーブルがとても短いです。これが前述のバスボート用に作られているからって話に繋がるんですが…そのままでは使えないので延長ケーブルを購入するか、エレキ購入時にケーブルを引き直すか延長加工しておくのが吉。
↑のタイプだと+と-のコネクタが接触するとショートして危険なのでくれぐれもご注意ください!自分的には購入時に延長してしまうか、アンダーソンコネクターなどの使用をおすすめします。
ライフジャケット
売り上げランキング: 7,861
予算:15,000円〜
そして、ボートフィッシングに絶対に欠かせないのがライフジャケットです!ボート屋さんで借りることもできますが、長く釣りをしていくなら自分のを1つ持っておくと良いです(・∀・)!自分は落水したときの予備含めてライジャケ5個以上あります(汗
あとは贅沢品
他にもハイデッキやキャビテーションプレート、ラダー、魚探などなど。沼にハマったら大変になってしまう世界がそこにはあります…(汗 絶対に必要という訳ではないので今回は一旦おいておきます。
最低予算は17.5〜23.5万円くらい?
上記の最低予算を足していくと税込で17.5万円くらいになりました。無段階モデルなら+6万円ほどの23.5万円。ちなみにハイエンドモデルを選択してリチウムバッテリーを選ぶと50万円ほどになります…(汗
エレキ選び
現状はモーターガイド かミンコタの2択
レンタルボート用のエレキとしてはじめて導入するなら、実質モーターガイドかミンコタの2択になります。他にガーミンやローランスなどもエレキに参入してきていますが、コストや重量などの問題で現時点では現実的ではありません。
自分はモーターガイド を使用していますが、バスボート をレンタルするとミンコタが付いていることもあり両方とも使用したことがありますが特性が異なりますので、簡単にご紹介したいと思います。(スミマセンがミンコタの知識はかなり浅いです)
モーターガイド の特長と弱点
房総リザーバーではモーターガイド のシェア率が高いように感じます。バスボート 用のエレキをレンタルボートで使用するとシャフトが長すぎるのでシャフトカットをして短くする加工を行う方も多いのですが、それもモーターガイド なら簡単にできるらしい…
X5はシャフト長が36インチという比較的短いモデルもラインナップされているのでシャフトカットしなくても使用可能!
現行モデルX3、X5ともに軽量でスピードが早いと言われている…筈。スピードを重視するならプロップ(プロペラ)を交換の必要有りです。
良いところはコンポジットシャフトを採用しているので何かにヒットしてもすぐに曲がってしまうということはないという点、Xシリーズからスイッチを踏み込んでもすぐには全速力で動かないので、全開のまま誤ってスイッチを踏んでしまっても落水しづらくなっていると感じました。(その分レスポンスが悪く感じるかも)
弱点は軽量が故に作りが華奢で壊れやすい。特にスイッチ部分は故障率が高くてスイッチプロテクターの導入は必須です!
旧モデルのツアーシリーズはしっかりとした作りで、剛性感も高く人気が高かったようなのですが終売となっています。(新型ツアーが出るようですが!) 中古でいい出物があれば検討の余地ありだけど、修理パーツがいつまで供給されるのか不透明なのが心配なところ。
ミンコタの特長と弱点
バスボートではウルトレックス(GPSアンカー付きのモデル)の登場でミンコタ一辺倒!になりつつあるのか…!?バスボート 界隈の事は無知なので分かりませんが今後はガーミンやローランス なんかも増えていくのかもしれません。
ミンコタのエレキは重いけどしっかりしていて壊れにくいという話。(ウルトレックスはまた別かもだけど…)
トップスピード重視というよりはトルク重視の設計になると昔なにかで見た気がしますが、実際のところその辺は比較したことがないので定かではありません。シャフト加工はできるのかも不明です…(※追記:Twitterで会 一太郎さんからシャフトカット可能との情報頂きました!)マクサムの42インチシャフトが最短でしょうかね?
両モデルを使い比べてみて
ペダルに付いているスピードコントロールのダイアルやスイッチの仕様が両社で異なる為、自分が使い慣れていないミンコタを使うとかなり困惑します(汗 なんと言ってもスイッチの位置が左右逆という点がしんどい。
青木大介プロはバスボートでミンコタを使っているのでレンタルボートでもミンコタを使ってらっしゃるようです。(今後はフォースになるかも?)
関東のレンタルボートスタイルだけをメインに考えるならモーターガイドの方が情報も多いですし、無難かなとは個人的に思います。あくまで現時点では!
ですので、今回はモーターガイド のオススメモデルをご紹介したいと思います。
オススメモデル
将来性重視:X3-70V-45 / X5-80V-36 (24Vモデル)
個人的には24Vの無段階変速モデルを圧倒的に推奨します!自分は12Vから初めて24Vにステップアップしましたが…最初から買えるならX5の80lbにしておけばよかったかなと思います。新品の24Vでスタートするなら30万円近く予算が必要なのがキツイところですが…長く使うなら24Vです。
X5とX3の違いについて…は長くなるのでここでは一旦端折ります(^_^; より丈夫に作られていたりはするそう。あと36インチシャフトはX5のみですね。
X5の「SNR」というモデルはローランス の振動子が内臓されているってことなんですけど…あんまりオススメできません。
よく行くフィールドがあまり広くないとか、のんびり釣りをするのが好きだという方なら12Vでもよいかもしれません!
コスト重視:X3-55V-36 (12Vモデル)
こちら(12V)は定価¥158,000円ですがX3の24Vのモデルなら¥179,000で買えます(^_^; まずエレキに慣れて1〜2年使って買い換えるなら12Vもアリかと思います!が基本は24Vがオススメ。
さらにコストを重視するなら5段階変速のモデルという手もありますが…こちらもオススメは出来ません。
出力が55lbsで推進力が低い為、広い湖で強風の向かい風をうけたら、漂流する可能性もありますので十分気をつけてください!
セット販売もしてるよ
そうこう、時間をかけて頑張ってブログを書いてみたところで…ミシマさんがこんなに簡単なセットを販売している事に気づきました…(汗
これで全部揃っちゃいます。
色々書いたけど、やっぱり相談できるお店がないと通販だけでは厳しい気がします…「ミシマ」や量販店さんでも店舗によってはレンタルボート用品が充実しているところもありますので、信頼できるショップに相談してみるのがいいって話。
先ほども書きましたが、電源ケーブルの引き直しないしアンダーソン化(延長)とマウントのショート化はできれば初めにやってしまうのがオススメ!
はじめは新品じゃなくて中古品にするという選択肢もありますが、周りに相談できる人が居ないとちょっとリスク有りかなと思います。
一線を超えるべきか否か
月に何度も釣りにいく方なら何年かで元はとれるはず?でも、お金だけの問題じゃないですよね。かさばるモノですから置いておく場所の確保など含め覚悟が必要です。
自分は6年前に一線を超えた結果。
わたし今とんでもないことになってしまっている。
オススメはできないけど、バスフィッシングにのめり込みたいなら投資する価値は十分にあると感じます!!
書くのがめっちゃ大変だったので、ミスやら不足も多々あると思いますので、ご指摘いただきつつ修正したり加筆できればなと思っています。
参考になったなら幸いです。
関連記事
エレキを手にしたあと気をつけていただきたいトラブルの予防方法なんかも書いてるのでよかったら目を通してください!
COMMENT
RELATED ENTRY
RANKING
- 【最強の釣り車!?】ジムニーから軽バン・エブリイに乗り換えた...
- 【釣り車】エブリイのカスタム編イレクターパイプでロッドホルダ...
- 【クーラーボックスのカスタム】スペーザ ライト 35Lを買っ...
- 【懐かしい】90年代ブーム到来!当時のタックルでバスが釣りた...
- 【新型ジムニー】1ピースロッドどれくらいの長さまで入るのか!...
- 【伊庭内湖】琵琶湖の内湖なら関東のレンタルボート+エレキスタ...
- 【神アプリ】Garmin(ガーミン)のActiveCapta...
- 【自作】魚探の電源延長ケーブルをアンダーソンコネクタで色々作...
- 【レジットデザイン】思わず同じ番手を購入してしまったMRNB...