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Mr.Nobite
BURITSUのMr.ノーバイトがお届けする、素人目線の釣りブログ。購入した釣り具のご紹介、弁慶堀をはじめ房総のリザーバーや富士五湖、相模湖、芦ノ湖などでのバスフィッシングをメインに、海釣り等いろいろな釣りの釣行記を投稿しています!
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怒涛の連続釣行を終えて今日から仕事に復帰しております(^_^; キープキャストでは出会った皆さん開口一番に「なんで落ちたの??」と言われたわたくしMr.ノーバイト。SNSには投稿しておりましたが…実は9日、松本幸雄さんとご一緒した三島ダム釣行で人生初の落水( °o° )
先日、芦ノ湖の釣行記で菊池部員の落水をネタにしていたバチがあたったのでしょうか( ̄_ ̄;)
【2018年の芦ノ湖解禁!】解禁後の芦ノ湖でトラウトを狙っていたら思わぬ大型バスが釣れた! – Mr.NoBite 釣りリアルを求めて
今回は、落水から学んだことやそれを踏まえての注意点、ライフジャケット選びについてお届けします。落水未体験の方の参考になれば幸いです。
なぜ落水したのか?
まずはじめに、“なんで落水しちゃったのか”について状況を説明させていただきます。
この日は朝から暖かい大雨。正直…ウキウキしすぎて急いで準備したのがいけなかったのでしょう。釣りを開始して1時間ちょっとのところでバウデッキがガタガタ揺れて片側外れてしまいました(^_^;
(※どんなタイプのバウデッキでもきちんと取り付けないと外れてしまいます。朝ガッチリと固定し、確認を行いましょう)
すぐに停止して、バウデッキを付け直したのですがここでも焦って応急処置になってしまったのがかなり良くなかったのです。この横着が30分後悲劇を呼ぶ事に…
三島ダムにはヘラブナ釣り用のロープがそこら中に張り巡らされています。普段はロープをランティングネットやオールで押し込んでその上を通過するのですが、雨ということもあり、デッキの上が滑るのでオールやネットを持って作業するのも危ないと判断し、エレキを上げて通過しようとしました。
エレキをあげるタイミングが悪くて通過することができず、エレキが引っかかってしまったので後退して再トライ。ここで…エレキの紐を引っ張って持ち上げたと思った次の瞬間…バウデッキが外れ、その反動でバランスが崩れる
あっ..ヤバい。
バランスを崩してボートまで転覆したら大変な事になるので、諦めて自ら水中にドボン。正直この辺の記憶が真っ白に近いので実際は多少違っていた可能性もありそうです( °o° )
落ちた瞬間、松本幸雄さんも近くにいらっしゃいました。正直、はじめは「鈍臭すぎて恥ずかしい!」という気持ちが強かったです。迷惑はかけられないからすぐにボートに戻らなくては!!
この時、まだ自動膨張のライフジャケットは開いてなかったと記憶しています。
想像を遥かに超える重さ
幸運にも暖かい雨のお陰か!? 落ちた瞬間ほとんど寒さを感じることもなく、冷静に船尾の方に移動。(船の横から乗り込むと転覆の可能性がありますのでご注意ください!)ここまでは順調。移動の途中でライフジャケットも開いてかなりの浮力を得る事ができました。
しかし、ここからが大変!!
船尾から乗り込もうとしても体が持ち上がらないのです!!(汗
・船自体が固定されずに移動してしまうため腕の力を入れても船が移動してしまって力が伝わらない。
・防寒着が十分に水を吸ってしまい、信じられないくらいの重量アップ。
「ヤバい、上がれないかも」
と感じたほど。何度か挑戦してなんとかよじのぼって事なきを得ました(ヽ´ω`)ハァ 泳ぐ事には多少自信がありましたが、腕力が無いので体を持ち上げることが困難。これは盲点でした。
まさか、防寒着がネックになるとは…
幸いにもボートの上から落ちたものは一切なく自分の身だけでした。ポケットに入れていたスマホも無事で、防水になったiPhoneだったので水没も無し!!
落水を防ぐためにできる事
自分が失敗から学んだいくつかの事をメモしておきます。
ボートのセッティングは確実に行う
バウデッキをしっかり固定することで不意の事故を防ぐ事もできます。さらにはハイデッキ類もきちんとセットしないとズレてしまった反動で落水の可能性も高いのでこの2つは特に注意したいですね。
他にも、落水とは関係ありませんがバッテリーも端子部分のネジをキッチリ締め込まないと事故に繋がります。実際自分も緩んでしまって熱を帯びたケーブルが焦げて煙が出たことがありました…(^_^;
ボートの重量バランスに注意
ツライチのハイデッキを使用する場合、重心がかなり高くなるので、できれば24Vのエレキを使用し、バッテリーを低い位置に置く(重心が低くなり安定する)ことを遊心さんからも勧められていたのですが…セッティングの手軽さから12Vを使っているので。12Vの時はツライチではなくミドルくらいにしておいいたほうがいいかもですね;
重心だけでなく、前後の重量バランスを誤ると最悪船首から水が入ってくるなどの危険性もあります。
雨水を定期的に排出する
今回バランスを崩したもう1つの要因は、ボートに溜まった雨水。かなりの重量の水がボートの揺れによってさらに振られてボートが不安定になりました。少し溜まったら排出する癖をつけたほうが良さそうです。
水が溜まりすぎると、こちらもやはり船首から水が入り込む恐れもあります。
雨の日はライブウェルのビルジポンプを持ち込むか↓こんなアイテムをボートにのせておくと時間短縮になります。
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移動時は細心の注意を
今回のようにロープをまたぐ場合だけでなく、移動に見えない立木にエレキがヒットしても同じく落水の危険性はかなり高いと思います。移動中はドカットやメイホウのボックスに座って操船するようにしたほうが良いと思います。(立っていた方が立木の位置は確認しやすいのでケースバイケースかもしれません)
まとめ
バウデッキが外れ、ツライチのハイデッキを使用しているにもかかわらず12V使用で重心が高くなり不安定になった上に、溜まった雨水でボートが揺られた…というのが今回の落水の自分の落ち度だったと思います。 みなさまくれぐれもご注意ください!!
雨の日は着替え一式を持ち込む!雨じゃなくても落水した時のために予備の防寒、インナー、ライジャケを車に入れておいたほうがいいかも…と感じた釣行となりました。
落水経験をふまえて選ぶライフジャケット
今年の2月からライフジャケット(救命胴衣)の着用が義務化されました。以前からきちんと着用している方も多く、さほど大きな問題ではないと思ったのですが、1点「国の安全基準に適合したライフジャケット」でないといけないという点にご注意ください。詳しくはコチラ
最近よく耳にする「桜マーク」のライジャケってやつですね。自分は以前から桜マークのものを使用していたので追加購入はありませんでしたが…桜マークのライジャケの中にもいくつかバリエーションがあって、自分が使っているものは自動膨張タイプの「肩かけ式」と「腰巻式」があります。
肩かけ式
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腰巻式
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また、桜マークがついていても用途によってはグレードが満たされていないという可能性もありますので…コチラを見てどのタイプを購入しなければいけないかご確認くださいませ。
普段、海釣りでは万が一、落水した場合に本当に命に関わることだと思って、「腰巻式」よりも安全性が高いと思われる「肩かけ式」を着用していました。バス釣りでは動作の邪魔になるので「腰巻」が多かったのですが…
「今日は落ちたらヤバいかも」
という、水温の低い時期。もしくは
「今日は落ちるかも」
という風が強いなど悪天候の日については「肩かけ式」を着用しています。過去の写真なんかを見ていただくとその辺の使い分けがわかると思います。で、今回はまだ水温が低く雨で滑りやすいので「肩かけ式」を着用していたんですが、本当によかった。
落水して感じた事は…
「肩かけ式」が絶対だな
という事です。ボートによじのぼる時にも浮力がしっかり体に固定されているほうが楽ですし、なにより落ちて気絶したら…腰巻だと命を落とす確率が高まると思われますToT
夏は暑さや動きやすさで腰巻式がメインにはなりますが、海釣りや琵琶湖など落水した際、すぐに流されてボートから離れてしまうようなシチュエーションでは夏でも肩かけタイプが良いでしょうね…
1番安全なライフジャケットは?
1番安全なのは膨張タイプではなく固定タイプのチョッキ式でしょう。
今回よくわかりましたが、自動膨張タイプでも落水してすぐに膨張しません。自動膨張でなければ自身で紐を引っ張る必要がありますが、パニック状態でそんな事を冷静にできる気がしません。
お子さんと釣りに行かれる方は是非このタイプを着用させてあげてほしいです。股のところで固定してライジャケが抜けないように使用するなど注意点ありますので説明書をよく読んでいただければと思います!
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低水温期の落水の怖さ
落水経験者の方から言われたのは「無事でよかったね、あと1週間早かったら結構ヤバかったと思う」とか「水温がもっと低かったら体も動かなくなるし、10分も持たないと思う」ということ。 当日水温は10度近くまで上がっていたいため、寒さは感じることがありませんでしたが、水温が低い時に落ちていたらと思うとゾッとします。
また、よじのぼることができず、岸までボートを移動させていたら…果たしてそんな体力あったでしょうか?近くに誰かいなかったら?? 色々考えると本当に怖いですね。
また、落水後にそのまま釣りをしていたら体の熱が奪われて凍死するかもしれません…本当に怖いです。一度ボート屋さんに戻って温まりましょう。
みなさま、どうかライフジャケットを正しく着用し、安全で楽しい釣行を!!!命あっての釣りですからね!!
マナーやルールを守って楽しみましょう!!
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