異常な暖冬からはじまり新型コロナウイルスの世界的な流行、オリンピックの延期と波乱の2020年。皆様いかがお過ごしでしょうか？

不要不急の外出を自粛する要請もあり、自宅で過ごす時間が例年以上に増えてらっしゃるかと思います。ストレスの溜まりやすい状況ですので、そんな時間に少しでも楽しんで頂けるような発信を心がけていきたいと思います。

ということで、今回は今年発売となる新製品の中で自分が最も注目していたリールを使ってみて感じた事を記録しておきたいと思います！

はじめに

細かな仕様や難しい事は自分の知識では語りきれませんので、使ってみたフィーリングの感想メインで、18バンタムMGL、19アンタレスとの比較しながら20メタの自分なりの用途をご紹介したいと思います。

フルモデルチェンジで得たモノ

メタニウムの名を冠したリールのフルモデルチェンジは7年ぶり。13メタ、15メタDC、16メタMGLとマイナーチェンジが行われ、ついに待望のフルモデルチェンジされたメタニウムが登場となりました。

18バンタムMGLに初採用された「コアソリッドボディ」、19アンタレスと同じ「マグナムライトスプールⅢ」これら2つの技術が初めて融合したリール。それが20メタニウムなのです！

剛性の高い強靭なボディ(バンタムはアルミでメタはマグネシウムを採用)に19アンタレスと同じ立ち上がり・伸びの良いスプール。この夢のようなリールの登場に道具バサーなら心踊らない筈がありません！

自分はHG(7.1)とXG(8.1)を購入してみました。HGを巻物全般に、XGを打ち・底物用として試してみることにしました。以前はXGだけハンドルが長かったと思うのですが今回は同じような？

20メタにはブラス(真鍮)ギアが採用され、16メタMGLの弱点だったというギアの問題も解決!? 19アンタレスにも肉薄しているのでは!?なんて声も…果たしてどうなんだろうという事で今回の3台を引き合いにだしています。

16メタMGLは個人的にあまり出番が無かったので今回比較には出しておりませんが、買い換えるべきかどうか!?についてはまとめてお伝えしたいと思います。

20メタの好きなところ・気になるところ

新ボディは旧モデルに比べて極めてコンパクト。そして、バンタムMGL(215g)、19アンタレス(220g)に比べて175gと軽量です。これはアルデバランMGLを打ち物に使っている自分にとっては嬉しい変更点。

近年のシマノベイトリールの小型化はブルーギル専用リールなどと揶揄されてしまいがちでしたが…(^_^; 自分の訪れるフィールドを中心に考えると扱いやすさ、キャストの精度アップにも貢献してくれるだろうと期待しています！

ただし、ピッチング時ノーマルの「マグナムライトスプールⅢ」ですと自分が期待していたフィーリングは得られませんでした。13メタに夢屋のシャロースプールを入れた時の感覚が理想でして、20メタ用夢屋シャロースプールの発売がかなり待ち遠しいです！！

自分のキャストスキルではノーマルスプールにギチギチに糸を巻いてしまうとやや弾道が浮き気味になってしまいました。そこが若干気になりました。

そして、19アンタレスを使い始めた際に感じたナロースプールの違和感はすっかり慣れてしまって気にならなくなりました。

デザイン

デザイン面ではガンメタ系のカラーがどんなタックルにもあわせやすいし、自分好みの素敵な仕上がり！！アンタレスのビカビカも好きですけど実に良い！

強いて言えば、メタニウムのロゴはバンタムみたいにサイドに小さく入れてくれたら神だったのにと思いましたが…

サイドには謎にSVS INFINITYの文字を配置…(汗

アルデバランMGLの様に軽すぎて安っぽくなることも無く、所有欲を満たしてくれるいい塩梅かと感じています。

↑先日、DSTYLEのブルートレックを試用させていただいた際に20メタを取り付けてみました。

19アンタレスとの違い使い分け

「ココレを使わずに死ねるか！」と感じる程惚れ込んだ19アンタレス。実はPayPayモールのキャンペーンに乗じて3台目を購入したのですが…

その直後に20メタが発表されました。当初は気絶するかと思いました（汗） フィッシングショーで触って少し安心し、実際にフィールドで使ってみて確信しました。

やっぱり19アンタレスは最高だと。

巻物系のキャストフィールについては19アンタレスと20メタに大きな差があるかと言われると微妙なところ。ですが…巻き心地は目をつぶっていても容易に言い当てられる程の違いがありました。

同じブラスギアとはいえ、価格差以上に設計思想の違いによる使用感の違いを感じました。しかし、メタニウムも前モデルに比べるとかなり巻き心地や剛性感が上がっていて本当に素晴らしいです！

比べる事がナンセンスだとは思いますが、20メタと19アンタレスの価格差はAmazonの販売価格で1万円ちょっと。

釣具店のキャンペーンやPayPayモールの還元も踏まえるとアンタレスもかなり買いやすい価格になっています。で、自分ならどうする？

結論

レンタルボート、バスボートなど複数タックルを持ち込み可能な際の巻物タックル、またはオカッパリでも巻物系中心で釣りをする場合。

自分なら19アンタレスを選ぶと思います！

機能面ではブレーキ調整が19アンタレスの方がしやすいです。でもそういう問題じゃなくて…道具としての使用感の気持ち良さはやはり別次元だと感じました。

一方で、オカッパリでいろんな釣りに対応したい！とかボート釣りでも打ち物、底物をはじめ操作の軽快さを求めるようなシチュエーション。

そんな時は20メタニウムに軍配があがります

汎用性の高さ、軽快さはアンタレスには無い物ですのでメタニウムの独壇場！アルデバランやバンタムとの比較が入ってくるとややこしくなりますけど…(^_^; オカッパリでベイト1本なら20メタを使うかな！

夢屋のシャロースプールの使用感次第では20メタがハイパー名機になる予感。楽しみでなりません。

3兄弟の役割分担

19アンタレスの使い分けについては書きましたが、個人的に兄弟機だと思っているバンタムMGLも含めた使い分けについて考えていきたいと思います。

20メタの登場でバンタムMGLのポジションがかなり微妙になるかと思っていましたが…スプールの仕様は19アンタレスと20メタがまったく同じという事で、ラインキャパが必要な釣りやPEでのパワー系の釣りではまだまだバンタムMGLの活躍が見込めそうですね！

20メタの深溝スプール(アメリカでは発売されるのだとか？)が日本でも入手できるようになったらどうなるんやろ？って感じですけど、太糸になるとナローなスプールのデメリットも出てくると思うので、バンタムMGLは多少ニッチな路線で生き延びていくのかと思いました(・∀・) あくまで個人的な感想です。

ビッグベイトなどもバンタムMGLでよいのでしょうかね！自分は12アンタレスが好きでそちらを使ってしまいますが…

KDWオフセットクラッチの情報

バンタムMGLをキッカケに、広く知られる事になったKAKEDZUKA DESIGN WORKSさんのオフセットクラッチ。自分もメタニウムや19アンタレスに装着させていただいています。

純正大好き人間の自分ですら、クラッチは交換したほうが気持ち良いのでメイン機はほとんど交換済み。

20メタニウムは19アンタレス、バンタムMGLと同じ仕様だという噂だったので早速取り付けてみることにしました。

が！しかし！！（汗　残念ながら微妙にねじ穴の位置が変更になっていてネジ1本でしか固定できない事態に…(涙

今のところネジ1本でも問題はなさそうですが、いずれKDWさんより20メタ用が発売されるでしょうから、それを待つのも手でしょうかね！！

グリグリネジを回してしまったので、クラッチを傷つけてしまった…( ；∀；)

まとめ

20メタニウム。現段階(替えスプールが発売されていない)ではオールラウンドに使いたい方には魅力的だけれど、自分のように打ち物・底物に特化させて使いたいと思っているなら少し様子見でよいかもですね。

左ハンドルはまだ少し先の発売となるので、それまでにはスプールも発売されるでしょう！

16メタMGLから入れ替えを考えている方なら、多いにアリで自分は全部入れ替えたい！もし13メタ+シャロースプールと同等か超えるモノになれば…全部を20メタにしたいくらいです。

予算の都合もありますけど…(ノ_＜)

ということで、またシャロースプールを使ってみたら追記か別記事でお届けしてみたいと思います！

Stand.fmで20メタニウムについて話した回はコチラ→「20メタニウムが届いたので触りながら話してみた」

↓シャロースプール発売されましたね！